ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-07-11(Sun)

 昨夜、「もう寝よう」とベッドに入ったあと(時間的にはまだ7時半ぐらい。わたしは「超」早寝なのだ)、外でかみなりの鳴る音が聞こえてきた。雨の音も聞こえる。そのうちにウチの周りをかみなりの音が取り囲むみたいなことになった。大きな落雷の音こそ聞こえないが、なかなかに騒々しい。
 かみなりの音と打上げ花火の音がこわいニェネントくんは大丈夫かな?と思ったけれどもベッドのあたりには姿がない。どうやら、「いつでも入れるように」とふすまにすき間を開けてある押し入れの中に、避難しているみたいだ。やっぱりかみなりはこわいよね。

 朝起きると、スマホに「となりの市の停電はすべて復旧した」という知らせが届いていて、「そうか、あの雷雨で停電していたのか」と思うのだった。以前にもやはり雷雨でとなりの市で停電したことがあったけれども、まあとなりの市も広いからけっこう辺鄙な地域もあるわけだし、前回もそういうちょっと郊外での停電ではあった。

 もう、このところの天候は「さっきまで晴れていたのに突然の豪雨、雷雨よ」ということが多く、実は今日も夕方からそ~んな豪雨になった。
 ちょうどその前にツイッターを閲覧していて、都心の方とかで大雨になり、雹(ひょう)も降っているというツイートを目にしていたもので、ネットで最近機能アップしている「雨雲レーダー」をみてみると、もうウチのすぐ近くまで強烈な雨雲が迫ってきていて、「あと10分もするとあなたの住まいのあたりに雨が来ますよ~」というところだった。
 「どうなるだろう?」と思っていたら、予想通りに急速に空が暗くなり、すぐに激しい雨が降り始めた。そこで「雨雲レーダー」をまた見てみると、まさにウチの真上あたりが真っ赤っ赤、最大の雨量になっていた。まあ雹(ひょう)は降らなかったし、雷鳴も一、二度聞こえたけれども、大したこともなくてよかった。

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 うむ、この「雨雲レーダー」は信頼するに足るというか、なまじっかな天気予報を見るよりも自分で判断できるし、頼りになりそうだ。これから台風も来るだろうし、そんなときにもアテになりそうだ。
 「雨雲レーダー」を見た感じ、そんなに長くは雨もつづかないだろうとは思ったが、30分もするとすっかり雨もやんでしまい、窓から見える空には青空も見えるようになっていた。

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 けっきょく、今日はそんな雨を恐れたわけでもないけれども、一歩もウチから外に出なかった。先月(6月)の支出を仕分け決算してみたが、6月は米も買わなかったし、食費がすっごい少なくすんだ。去年の3月、4月も(自分の入院とかもあって)食費が少なかったけれども、その時期よりもさらに少ない食費だった。ちょっと歯医者で金がかかったけれども、それがなければほぼ記録的低支出だったみたいだ(本を8千円買ってるので、そんなに買ってなければ低支出の「新記録」だったな)。
 まあ別にそこまで倹約しようと思っているわけでもなく、今は生活を切り詰めて金を貯めようとかいう気もちでもないから、もうちょっと生活を楽しんでもいいだろうとは思う(そりゃあ貯蓄は大事だろうけれども)。ついつい、今の「COVID-19禍」もあって出控えてしまうのだ。
 せっかく明日から東京はまた<緊急事態宣言>発令っつうことではあるが、わたしはもうちょっと家の外で楽しんでもいいだろうと思っている。映画を観たり展覧会を観たりということはもっとやりたい。もっとおいしいものも食べたい(7月はとりあえず、うなぎかな~)。スカ政権のやることには逆らいたいし(もちろん自分の健康は最大限留意して)。
 そう、それから、ニェネントくんにももっとおいしいものを食べてもらいたい。毎月、月の誕生日とかにごちそうを出してあげるのもいい。

 夜、珍しく8時過ぎまで起きて、テレビで「日曜美術館」を見た。今日は「靉光あいみつ)」の特集だった。
 わたしも昔は靉光が大好きだったのだけれども、もう長いことその存在も忘れてしまっているような感じだった。この夜、久々にそんな靉光の作品をたっぷり眼にして、「やはり素晴らしい絵描きさんだったよなあ」と思うのだった。代表作の「眼のある風景」ももちろん素晴らしいが、彼のそんなに長くはない画業のすべての作品が、トータルにわたしに訴えかけてくる思いがした。残された彼の作品もそんなに多くはないから、今夜の番組で紹介された作品はみ~んなわたしの記憶に残っている作品だったが、なんだか「今まで、わたしは彼の作品をボケ~っと観ていたんだなあ」とか思ってしまう。
 いろいろな画材、いろいろな技法を試みた人だったようだが、戦時下でまわりの絵描きらが絵の具を買い漁るなか、彼はそんなことに頓着もしないようなので、夫人が「あなたは皆のように絵の具を買いだめしないのですか?」と問われ、彼は「な~に、ドロでだって絵は描けるさ」と答えたらしい。この話は憶えておこう。そして、やはり彼の画集が欲しくなってしまった。