ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-06-07(Mon)

 今日からまた仕事。仕事に出れば多少は気も晴れるだろう。じっさい、仕事をしているときはイヤなことも考えず、淡々と時は過ぎていく。この日は仕事もおどろくほどヒマで、休憩室で本を読んで時間をつぶしたりした(ホントはそこまで大っぴらに読書とかやってはいけないのだが、このことは内緒である)。

 仕事からの帰りは、また南へまわって「ふるさと公園」を通って帰った。今日は「ふるさと公園」の手前で、早くもコブハクチョウの家族に遭遇した。橋を越えると「ふるさと公園」になるという、その橋のたもとの川岸に五羽のコブハクチョウが上がって休息していた。

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 このあたりは池ではなくて川になっていて、こうやってけっこう広い川岸があるけれども、公園の中では池の淵はコンクリートとかで護岸されていて、コブハクチョウらが家族で陸に上がれる場所はない。それで公園の中ではなく、この川岸で休んでいるのだろう。
 もう親鳥も雛からちょっと離れたところにいて、そこまでつきっきりで雛に注意を払っているわけでもないようだ。雛たちの顔つきもずいぶんとしっかりしてきて、大人びてきたように見えるな。

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 親鳥の一方は、首に前になかった黒い輪をぶら下げていて、これはGPSかなんかが仕込んであって、居場所がわかるようにされているのではないかと思う。

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 しばらくそんなハクチョウの様子をながめていると、やがて一羽の親鳥が川に入って行き、それについて行くように三羽の雛がつづき、もう一羽の親鳥が最後に川に入って行くのだった。

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 五羽の家族は、そのまま川の上流の方、手賀沼とは反対の方に進んで行った。

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 「鳥の博物館」の調査では、コブハクチョウたちは手賀沼の東側、利根川の方角へと移動しているのではないかと書かれていたが、どうやらこの家族はその反対側に棲み処をしつらえているのだろうか。
 このあたりは釣りをする人の数は多いが、もうちょっと上流に行くとJRも走っていて、川の周辺に人の姿も少なくなるのかもしれない。
 やはりこうやってこの公園に来て、コブハクチョウの姿を見るのは心いやされる気がするが、棲み処がこちら側にあるのなら、まだ姿を見るチャンスはありそうだと思う。

 「今日はコブハクチョウ家族に会えたからよかったよ」と思いながら公園を出て、ウチへの道を歩いていると、またもや道路沿いの畑の奥に鳥らしい姿が見えた。ムクドリとかよりずっと大きいし、カラスよりは小さい。もちろん先週見たキジではない。からだは茶色をしているみたいだ。遠いのでよくわからないが、「またも怪鳥があらわれたか?」とか思ってカメラを向けてみた。
 ズームを効かせてモニターを見てみると、なんだ、カルガモではないか。「なんだ」ってこともないけれども、カルガモが池のそば以外のところに居るのを見るのは初めてだから、ちょっと意外というか、「珍しい」とは思うのだった。いったい何をしていたのだろうか。

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 帰宅すると、注文してあった「折りたたみ傘」と「不織布マスク」とが届いていた。「折りたたみ傘」は「小さい」という条件で選んだのだったが、思っていたよりもずっと小さかった。長さは20センチちょっとぐらいしかない感じで、「何もここまで小さくなくってもよかったのに」というところ。拡げてみると充分な大きさがあって、「この大きさがあればOKだな」と思う。
 「不織布マスク」の方は、今わたしは布マスクの下に不織布マスクをつけるという二重防護をやってるのだが(どこまで効果があるのかわからないが)、今使っている不織布マスクが、着けているうちに表面に細かい繊維がほつれ出してきて、これがマスクを動かすと鼻や唇に引っかかってきて、非常な不快感があるわけで、「もう新しいのを買おう!」ということにしたわけ。この新しいマスクが前のようなことがなければいいのだが。

 読書の方、今日からピンチョンの『メイスン&ディクスン』に戻るぞ、とは思っていたのだが、ちょっと理由があって、『ブリーディング・エッジ』を再読することにした。

 今日は中継を見なかったのだけれども、国会にスカ総理が顔を出し、いろいろとまたわけのわからない答弁を繰り返したらしい。
 立憲民主党の議員が「総理の言われる<安全安心な大会>を開催するための判断基準とは?」と聞かれ、またまたまたもや「世界から選手が安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていく。これが開催の前提条件」と答えになってない答弁をし、さらに「判断基準をつくって示すべきではないのか。イエスかノーで答えてほしい」と言われてもなお、「国民の命と健康を守ることが大前提になってますから、そのことが私にとっては基準としたい」という答弁なのだ。
 また、別の立憲民主党議員が「首相は東京大会を<開催する・中止する・延期する>の三つの選択肢を持っているのか」と聞かれるとなんと、「私は主催者ではない」と逃げたのだ。スカ首相が主催者ではないのなら、ではなぜ今まで彼は自分が主催者でもない大会を「ぜったいに開催する」みたいに突っ走って来たのか。彼にとってこういう<ダブルスタンダード>は日常茶飯事なのだ。
 そしてついには、「東京オリンピックパラリンピック大会については様々な声があることは承知しており、まずは緊急事態宣言を解除する、ここに全力を挙げたいと思います」との答弁をされたという。
 これはおそらくはスカ首相のホンネ(本音)ではあるだろうが、つまりは<東京オリパラ>開催前に、緊急事態宣言さえ解除すればいいと思っているのだ。
 そんなの、今でさえPCR検査数を減らして感染者数をごまかしているわけだから、もっとうわべの感染者数を減らすのは、スカ首相の号令一つでどうにでもなることだろう。つまり、緊急事態宣言を解除することなど、じっさいの状況がどうであろうとも、スカ首相にはたやすいことなのではないのか。医療施設の空きベッド数だって、医療従事者の意向などにかかわらず、いくらでも操作できるのだ。
 まあ「どんな状況にあろうとも、<東京オリパラ>は開幕するのだ」というのがスカ首相の考えであることは間違いはない。そのことが国民の命と健康を圧迫することにならなけらばいいのだが。