ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-06-04(Fri)

 天気予報の通り、今日は雨模様の一日だった。そこまでに強い雨でもなく、傘をささずとも歩けないこともない。けっこう風が強く、そういうのでは傘をささない方がいい。

 帰り道、雨に降られながらも途中から傘をたたみ、「ふるさと公園」の道から帰った。「ふるさと公園」を過ぎ、ウチの方への道に折れてしばらく行くと、道沿いの畑の向こうの方に黒いものが見えた。あれは「鳥」ではないのか、と思う。カラスと同じぐらいの大きさに見えるが、よく見るとその頭にあたるところが赤い色をしている。
 って、それって、この近辺で今話題になっているアフリカ産の鳥「ミナミジサイチョウ」がここまで飛んできたのではないかと、いっしゅん思ってしまった。その鳥が目撃されているのはここから北へ数キロ行ったあたりだし、空飛ぶ鳥のことだからここまで飛んできたということは充分に考えられる。
 しかし、たしかに体が黒くて頭が赤いというのはその「ミナミジサイチョウ」にぴったり当てはまるのだけれども、テレビで見たその鳥に比べるとぜったいに小さい。

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 ではこの鳥は何か。それは「キジ」であろう。
 前から、このあたりにはキジが棲息しているということは、ネットを通じてなど知ってはいたし、まさにキジに違いないだろうと思う。
 ほとんどその場から動かないのだけれども、ちょこっと首を動かした。肉眼では距離もあるのでよく判別できなかったが、写真で見ると目のまわりが赤く、クチバシは白いようだ。首の周囲は青い色をしていて、その背中はまさに「キジ柄」をしている。

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 もちろん、わたしは野生のキジを目にするのは初めてのことだし、思い出してみても動物園とかでキジを見たという記憶もない。目の前のキジを見ても、「そうか、キジというのはこういう姿をしているのか」と思うばかりである。見た印象で「どうしてこういう姿、色をしているのだろう?」という感じというか、わたしがこれまで見知っている「鳥」の容姿、色彩からはかなり隔たりがあり、「異国の鳥」のようにも思えてしまうのだ。そういうところでは、わたしには「ミナミジサイチョウ」とさほど変わるところはない。
 しっかし、動かないなあ。しばらくそんなキジの姿を見ていたけれども、ちぃっとも動かないし、雨は降っているし、いいかげんにして「観察」はやめて帰路に着いた。

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 きっと、ニュースとかで「ミナミジサイチョウ」を見て、「近いんだからじっさいに見てみたいものだな」などと思ったりしていたものだから、「あなた、地元にはもともとこういう鳥もいるんですよ」と、その姿を見せてくれたのだろうか。けっこううれしい、ドキドキするような出会いだった。

 そう、今日の「ふるさと公園」にはコブハクチョウ家族の姿は見られなかったし、雨のせいもあってかまるで鳥の姿も見かけなかった。実は目の前の木の枝に「ヒヨドリ」ではないかという鳥がとまっていたのだけれども、カメラをセットして狙いをつけようとしているうちに飛んで行ってしまった。よくあることだ。
 池にはたった一羽だけ水鳥が泳いでいて、何枚か写真を撮ったのだけれども、どれもピンボケ写真だった。下手くそ。
 何だか、写真をみると背中のところがポコッとふくらんでいて、「これって雛を背中に乗せてるの?」という感じもするのだけれども、このピンボケ写真では何ともわからない。遠いところを泳いでいたので、肉眼ではほとんど黒い影にしか見えなかったし。

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 目のまわりが白くって、首のまわりが茶色いという特徴で、やはりカモの種類だとは思うが、今までに見たことのないカモだ。帰宅して調べてみたが、これは「メジロガモ」という種類のカモではないかと思う。この公園にはいろんなカモがやって来るなあ。

 何だかこのところ、この日記も「野鳥観察日記」みたいになっているが、そこまで野鳥観察を徹底できればそういう暮らしもいいとは思う。ただ、公園に三脚を持ち込んでカメラをセットし、ずっとシャッターチャンスを待つようなマニアになろうとは思わない。

 帰宅してテレビを見ていると、その「ミナミジサイチョウ」の捕獲作戦を長々と中継していた。どうやら今になって「ウチから逃げ出した鳥です」と名乗り出た茨城県のペットショップがあったようで、そのペットショップの人間が捕獲しようとしている。
 しかし、しかしだよ。そんなペットショップに捕獲されて回収されて、狭い檻に入れられる未来にこの鳥の「幸福」はあるのだろうか。だいたい、この鳥を買うという客はいるのか。いたとして、どんな飼育環境を持っているというのか。
 そのペットショップから逃げ出してもう1年半にもなるようで、そのあいだ、鳥の気もちはわからないけれども「悠々自適」に生きてきたのなら、捕らえられて連れ戻されるのが「いいこと」なのだろうか、とは考えてしまう。このペットショップは「健全」なショップなのだろうか?

 夕方からは歯科医に行き、ついに今治療している右上の部分に冠をかぶせて、この部分は終了した。この日1万4千円取られ、この部分の治療に2万円以上かかった。来週からは左上の部分の治療に取りかかる。はたしてどのくらい費用がかかることか。今度は先に聞いておこう。

 読みつづけていた『ブリーディング・エッジ』は、もう残りあと数ページになった。そのくらい一気に読んでしまえばいいのだけれども、すべては大団円へと向かうストーリー、読んでいて眠くなってしまったのだ。

 <東京オリパラ>についての尾身会長の発言だが、今日の報道ではスカ首相が「尾身を黙らせろ!」と怒鳴ったらしい。彼の本質が露呈したというところだろう。政府・自民党は尾身会長への攻撃を強める姿勢のようだけれども、スカ首相らの思惑から外れて、メディアもこの件を大きく伝え、尾身会長の発言に「正当性」があるという考えが多い。そもそもこのことは、スカ首相が何度も何度も何度も何度も繰り返して語ってきた、「専門家の意見を聞きながら」という自らの言葉を否定するものではないか。
 スカ内閣の強権的な、ファッショ的姿勢を明るみに出したということだけでも、尾身会長の発言は非常に有効だったわけだろう。<東京オリパラ>開催中止を求める、大きな流れが出来つつあるのではないのか。