ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-04-18(Sun)

 昨夜から今朝未明にかけて、このあたりではかなり激しい雨が降ったらしい。しかし、わたしが目覚めたときには窓から明るい光が射し込み、快晴の良い天気だった。日曜日恒例の北のスーパーへのお買い物の道すがら、歩道橋の上から東の方を見やると、雲の重なりが見られた。あの雲が、このあたりにも雨を降らせていたのかもしれない。

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 その歩道橋の階段のわずかなすき間から雑草が成長していて、今、一輪の花が咲いていた。おそらくは今あちらこちらで見かけるヒメジョオンだと思う。ヒメジョオンは実は外来植物で、このようにとても繁殖力が強くって在来種を駆逐してしまうのだ。「要注意外来生物」に指定されているというが、こ~んなすき間にも根付いて花咲かせている姿を見ると、ちょっとだけ愛おしいとは思ってしまうのだった。

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 一方、そういう「要注意外来生物」のひとつに、今オレンジの花を咲かせている「ナガミヒナゲシ」がある。ちょうどその花がウチのそばの空き地で二輪、花咲いていた。

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 この花、一時期はものすごい勢いで野辺に咲き乱れ、空き地はすべてこの花に埋め尽くされてしまうのではないかという感じだったが、駆除して下さっていた方々の努力が実を結んだのか、近年その数はめっきり少なくなったようだ。このくらい、野原の中でちょこんちょこんと咲いているだけならば、やはり愛らしい花だとは思ってしまう。もう今ぐらいの数で落ち着いていただきたい。

 そういう「要注意外来生物」で思い浮かべるのは、わたしなどがまだガキの頃に空き地とかを埋め尽くしていた「セイタカアワダチソウ」で、夏にはこいつをいっぱい刈り取って「隠れ家」をつくれたものだし、秋を過ぎるとこの枯れた茎がいろいろと遊びに使えるもので、実はガキンチョとしては重宝した雑草だった。
 コイツも在来種を押しのけることはなはだしく、ずっと日本中で駆除活動が続けられたようで、もう今ではまるっきし見かけることもなくなってしまった。

 そういう「生きもの」の話だけれども、夜になってテレビの「ダーウィンが来た!」で、アノマロカリスを中心としてカンブリア紀の生きものの特集をやっていた。今はCG技術が発達して、「カンブリア紀の海の中はこ~んな感じだった」というリアルな映像が見られる。
 このカンブリア紀、それまで何億年もアメーバみたいな生きものしかいなかったこの地球上に、いきなり「大進化」した生物が山と登場してくる。番組でカンブリア紀の研究をされている学者氏が、その「大進化」の原因を「眼の誕生」のせいと語られていて、そこでわたしもかつて、その『眼の誕生』という(当時かなり売れた)本を読んで、カンブリア紀生物(バージェス動物群)に興味を持ち始めたことを思い出し、またその『眼の誕生』という本を読みなおしたくなってしまった。

 さてわたしは、昨夕でようやっと山ほどあったレトルトの「ミートソース」をすべて食べ終えて、ついに「スパゲッティ・ミートソース」から解放された。喜ばしいことである。刑務所から出所したような気分である。「では出所して、何か豪華なおいしいものを食べればいいではないか」というところだが、食材があまり揃っていないので、昼食はあり合わせの野菜を炒めてとろみをつけてぶっかければいいだけの「長崎皿うどん」、夕食は「厚揚げ、もやし、卵のオイスター炒め」などという、相変わらずビンボーくさい食事になってしまった。

 スカ首相はアメリカへ行ってバイデン大統領と会談を行ったのだけれども、けっきょく共同声明では「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」というあたりに落ち着き、スカ首相が外交問題では「壊れたレコードのように」繰り返していた「自由で開かれたインド太平洋」からはちょっとずれた位置に落ち着いたようだ。
 <東京オリパラ>開催に関しても、「バイデン大統領は開催するための首相の努力を支持する」というにとどまり、「ま、あんたががんばってるんならいいんじゃないの?」ぐらいのものであろう。もちろんおそらくスカ首相は改めて、バイデン大統領を<東京オリパラ>に招待したことは想像に難くないが、つまり「OKね」などとの返事はもらえなかったわけだ(あたりまえ)。しかも共同声明後の記者会見で、ロイター通信記者からの「公衆衛生の専門家も疑問視する中で、東京オリンピックパラリンピックを開催する無責任さ」をただされたことに対して、いつもの日本での記者会見でのようにスルーを決め込んだのだという。
 もうひとつ。スカ首相の日本側は、こんな時期に会談後の「会食」を熱望したという。いったいどれだけ「危機意識」が薄いかということをわざわざアメリカに露呈して見せたわけでもあり、「政治とは<会食>にあり」というスカ首相ら自民党の考え方のあらわれではあっただろう。もちろんアメリカ側に一蹴され、妥協案として「ハンバーガー会食」の場を設けられ、スカ首相は自分の目の前に出されたハンバーガーにまったく手をつけなかったという。まあアメリカ側から「お前がバイデン大統領とどうしても食事したいというから、ほら、セッティングしてやったぜ」というところだろうか。ある意味、スカ首相にとっては「屈辱」のハンバーガー会食だったのではないか。いい気味である。

 日本では、わたしの住む千葉県でも一部地域で「まん延防止等重点措置」対象地域として、この20日から実施される。わたしの住む市は対象地域ではないが、となりの市は対象地域だ。
 今日スーパーに買い物に行ったとき、とつぜんにわたしのすぐ後ろで大きな「くしゃみ」の声が響いた。「うわっ!」と思って振り向くと、かなり年配の男性がそのくしゃみの発生源だったようだ。マスクはされていたけれども、完璧に「鼻マスク」の状態ではあられた。もちろん、「鼻マスク」であられても、口がマスクで覆われていればそこまでに飛沫は飛散しないことだろうけれども、やはり「鼻マスク」というのは完璧なマスクのはめ方ではなく、すき間からかなりの飛沫が飛び散っていたことは考えられる。
 いろいろと最近の情報から、COVID-19感染は「接触感染」よりは「飛沫による感染」が大きな原因だろうとは思っている。わたしは今、ふつうに電車通勤をして職場で仕事をこなす過程で、「飛沫による感染」という危険性はほとんどないと思っている。しかし、この日のように突然に、自分のそばで「くしゃみ」とかされると、その危険性は一気にマキシマムに上昇する。その方がキチンとマスクをされていればいくらか安心もできるが、今日のように不完全なマスクのはめ方だったりされると、こわい。
 わたしも最近は、スーパーの中でなど「ソーシャル・ディスタンス」ということについつい意識がおろそかになってしまったりしているのだけれども、これからはそういうスーパーなどの「人の多い」場所では、「前後左右」に注意を払いながら行動しなければいけないな、とは思った。
 「過剰反応」と思われるかもしれないけれども、わたしは前に書いたように、ニェネントを残して発病して入院するわけにはいかないのだ。スーパーから帰って着ていた服を着替え、顔と手とを入念に洗ってから入浴した。