ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-04-01(Thu)

 夜中に、口の中に違和感があって目覚めた。何かが口の中に入っている。「何だろう? 夕食の食べカスが口の中に残っていたか?」と思って嚙み砕こうとしたが、堅かった。口からそいつを取り出して目を開けて見てみると、何と、それは「欠けた歯」だった!
 もともとずいぶん前から前歯の横の歯(「第一小臼歯」というらしい)が欠けていて、ずっと歯医者に行かなければと思ってはいたのだが、この「COVID-19禍」のもと、歯医者に行くのはこわい。というか、もともと歯医者は好きではない。むしろ大っ嫌いだ。今はマスクで口も隠せるから、歯が1本ぐらい欠けていたからって人にはわからないと思って放置していたが、また欠けてしまった。今度欠けたのは「犬歯」ではないかと思う。2本並んで歯がない。ヤバい。マスクがなければめっちゃ目立つだろう(これ以外にも、上下左右とヤバい歯だらけではある)。もう今回こそは、やはりついに歯医者に行かないわけにはいかないだろう。心を決めなければならない。

 勤め先のあたりの桜はずいぶんと散りはじめたが、その勤め先の前の歩道にはさほどに桜の花びらは散っていない。おそらくは風向きとかの加減があるのだろうと思うのだが、2年前の悪夢のような「花吹雪」が、このまま来なければいい。
 仕事の帰り、駅の近くの神社のそばの道から帰ってきたが、境内にはもう、まさに桜の花びらが降り積もっていたのだった。いずれわたしも、こういうのを掃除しなければならなくなるのかと思うと、ちょっと気が遠くなりそうになる。これが、わたしの「悪夢」である。

     f:id:crosstalk:20210401184526j:plain:w500

 三月の月末は、電車に乗り換えるときとかに袴姿の若い女性と多くすれ違い、「ああ、卒業式なんだな」とは思っていた。記念すべき日ではあるだろうし、こうやってオンラインとかではなくして卒業式が行われることは、やはり喜ばしいことなんだろうと思ったものだった。それで今日は四月一日。わたしの勤め先のビルはいろんな会社が事務所を構えているし、ビル内にはレンタルスペースがけっこうあるのだけれども、今日はビル内の会社だとか、スペースをレンタルしたよその会社などの「入社式」が、複数行われていたようだった。
 わたしは、今の「COVID-19禍」ヤバいね、とは思っている人間ではあるけれども、若い人がそんなせいで「思い出」が削られてしまうのはかわいそうだと思っている(まあ、「入社式」というものが「思い出」になるのかどうか、わたしには体験がないからわからないのだが)。別に「式」のあとに飲んで騒いでのドンチャン騒ぎをやるわけでもなかろうに、いいのではないかと思う。こんなとき、何か記憶に残るような明るいこともなければ。

 しかしながら、COVID-19の新規感染者は増加をつづけていて、今さらながらにスカ内閣の無為無策ぶりが際立っている。わたしは何も今さら「ロックダウン」をやるべきだと言うわけではないが、スカが首相になって6ヶ月、あまりにも的外れな政策がつづきすぎる。今は「まん延防止等重点措置」などという新造語を持ち出して、大阪などに適用されようとしているが、こ~んなのは、いちど<緊急事態宣言>を解除した以上、またまた再交付することはみっともないから呼称を変えただけ、というところであろう。
 大阪や宮城をはじめ、日本中でCOVID-19の再拡大、変異種の拡大が問題になっている。今東京が大阪よりも新規感染者数が少ないのは、単に東京が検査サンプル数を少なく抑えているからにすぎない。これは東京に隣接する、もっともっと人口の少ない埼玉や千葉の新規感染者数と東京のソレを比較すれば、容易に想像がつくこと。誰もが思うことだが、発表される東京の新規感染者数よりも、じっさいにはその何倍もの感染者が埋もれているだろう。わたしが怖れるのも、その一点にある。
 3月21日で<緊急事態宣言>は解除され、<聖火リレー>もスタートされた。テレビなどでは<聖火リレー>を「希望を与えてくれる」と賛美するが、大阪は今日、大阪に「まん延防止等重点措置」が適用されるならば、<聖火リレー>も中止されるべきだとしたという。当然である。「COVID-19対策」と、<聖火リレー>実施とはぜったいに相容れるものではない。さらに言えば、「COVID-19対策」と<東京オリパラ>の開催とも、今の時点で相容れるものではない。さらにスカ内閣は「Go To トラベル」の再開を画策しているというが、これまた誰でも、それが「COVID-19対策」と相容れるものではないことは理解することだろう。もちろん、「経済の活性化」は重要だろうが、それは「Go To トラベル」ではない、それ以外の政策で目指すべきではあろう。
 スカ内閣の目論むことは、これすべて<愚策>として切り捨てるべき事柄ばかりのように見える。

 さてわたしは、ずっと「半Stay Home」的な生活をつづけているけれども、いろいろと気をつけながらも、少しは今までよりも外に出てみようかと思いはじめている。いずれもうじきに、この東京あたりも「COVID-19禍」でいくら無為無策小池都知事、スカ首相といえども、「もうこらえきれない」ということにもなるのではないかとも思う。わたしは5月の国立劇場での文楽公演に行きたいと思っているけれども、コレも開催は不可能になるのではないかとは思う。もうすぐ、先日観た『古代エジプト展』とは別の『古代エジプト展』が渋谷で始まって、これも行きたいのだけれども、どうなるかわからない。今はちょっと、映画館に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観に行こうかな~、とは思っている。

 帰宅してから、昨日に引きつづきデジカメの修理にトライする。もう一度分解してわかったのは、昨日、とっても小さなバネをどこかへ紛失してしまっているのではないかということだった。大事なパーツがなくなってしまっているのでは、もう修理は不可能だ。
 この日記で見ると、そのデジカメを買ったのは去年の8月の末のことだったようだ。わずか7ヶ月、ちょっと短かい寿命だったようには思うが、このデジカメはあきらめるしかないだろう。分解する前に、もうちょっと情況、状態を把握してから取り掛かればよかったな、とか思うけれども、そういうのを「覆水盆に返らず」というのだ。