ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-03-26(Fri)

 2~3日前、仕事の帰りにいつもの跨線橋の上を歩いているとき、ツバメらしい鳥が飛んできて電線の上にとまった。写真を撮りたくてカメラ取り出そうとするあいだにを飛んで行ってしまったけれども、たしかにツバメだったと思う。しっかりと春の到来を感じさせられる。
 ウチのあたりでは、駅へ行く道にある鉄筋アパートの1階のドアの上にツバメの巣があるが、去年はその巣ではツバメは子育てしなかったようだった。茨城にいた頃は、毎年勤め先の車止めの上で子育てをしていて、5月ぐらいになると、その巣の中から大きな口を開けて親からのエサをねだるヒナの姿が見られたものだった。その時期になると、皆が「ツバメを驚かさないように」、巣の下に行くときには気をつけるようにとの「指令」があったのだ。

 ネットを見ていて、5月に国立劇場文楽の公演が例年通り行われることを知った。行きたい。今までは午前からと夕方からの2部制(各部4時間ぐらい)だったけれども、この5月はそれぞれの部の上演時間を短かくし、1日3部公演になるという。短かくなるというのは残念な気分もあるけれども、たしかに今は1公演4時間とかかけるのは、観客にとっても負担というか「今の時期どうだろうか?」という気分にもなるだろうから、わたしはそれはそれでいい決定だと思う(その分チケットが安くなれば言うことなかったが)。
 わたしが去年さいごに観た舞台公演というのが、2月の文楽公演だったわけだし、こうやって長~いブレイクをはさんで、再び舞台を観に行くのが「文楽」だというのも、いいじゃないかと思う(チケット発売は4月15日なので、まだチケットをゲットしてはいないが)。わたしは第1部の『心中宵庚申』に鶴澤清治が出られるので、迷わず第1部に行きたい。

 ‥‥なのだけれども、このところ日ごとにCOVID-19の新規感染者が増加しつづけていて、「それって、第4波なんじゃないの?」と危惧するところではある。しかも都や政府は<緊急事態宣言>を解除し、昨日からは<聖火リレー>なるものを始めてしまったし、なんと政府は<Go To トラベル>も再開したいつもりがあるらしい(これはさすがに6月以降とか言ってるようだが、「やりたい」ということに変わりはない)。
 今日、その<聖火リレー>なるものの報道映像を見たけれども、これが予想外にトンデモないもので、聖火ランナーを先導して宣伝カーが走り、その上にはマスクもしないDJが大音量でがなり立てる。「感染防止対策」も何もあったものではない。これはどこかの企業などが<聖火リレー>に便乗して宣伝行為をやっているにすぎず、政府はコレを容認したというか、コレをやらせたかったのか、と思ってしまう。
 いちいちここに書くまでもないことだが、そもそもの「オリンピック」と「聖火」というものは何の関係もなく、近代オリンピックにおいて<聖火リレー>なるものを最初にやったのは、ヒトラー政権下のドイツでの1936年ベルリンオリンピックから開始されたのもではある。なぜヒトラーが<聖火リレー>をやったかというと、ドイツのゲルマン民族こそがヨーロッパ文明の源流たるギリシャの後継者であるからというものであり、この考えを日本が引き継いだとすれば、当然世界の中での<日本>の地政学的位置の向上を目指したものとは考えられるだろうが、ヨーロッパ諸国から見ればそんなのは「バ~カ!」っていうようなモノでしかない。そんな「バカ」な行為を実行するために、「COVID-19禍」にかかわらず<緊急事態宣言>を解除したわけだ。
 予想した通りに国内でのワクチン接種はまったくスムースに進んでいないし、「COVID-19禍」の沈静化への方策は、政府も東京都もまったく提示できないまま、COVID-19ウィルスに遊び放題やらせているわけだ。

 今日は午後から内科クリニックに行った。「混んでいる」ことを予想して、読む本を持参して診察開始の3時よりも早くに行ったのだが、意外にクリニック待ち合いには3~4人しかいなくって、ちゃっちゃっと診察も終わってしまった。
 午後の空は曇天で、雲に隠れた太陽がわずかにその光をのぞかせていた。

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 日曜日は天候が悪化して、雨になるという。こうやって、今<緊急事態宣言>が解除されたことに疑問を呈してきたが、「年に一度」の桜の季節、特に今年は、ウチから歩いて行ける「ふるさと公園」のあたりが桜のスポットだと知ったこともあり、その「ふるさと公園」に行って桜を見てみたいという気もちはある。やはり人が集まるのではないかとは思うけれども、明日の午前中の早い時間に行けばそれほどに人もいないだろうと思う。行ってみようと考えている。