ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-03-13(Sat)

 夢を見た。わたしの古い知り合いが登場するのだが、夢の中でわたしは「あの人はもう死んでしまったはずなのに」と思っている(現実にはそんなことはないのだが)。それでわたしは、「そうか、あの人はすでに死んでいるのだから、ああいう風に昔と同じに、過去から何の変化もないように姿をあらわしているのだろう」などと、目覚めて考えるとよくわからない理屈をつけて納得していたのだった。「幽霊」だと思っていたのだろうか?

 昨日『古代エジプト展』で買ったネコの「バステト像」、けっこう完成度も高いグッズだったし、パッケージにはイタリア語が印刷されていた。イタリア製なのだろうかとパッケージの文字を頼りに検索してみると、これはイタリア及び海外の美術館・博物館と提携し、ミュージアムグッズを製作して販売している会社製なのだとわかった(「artifatto」という会社)。エジプト美術以外にもギリシャ美術、ローマ美術などのグッズ、恐竜と先史時代のグッズも製作している。
 おそらくはベルリン博物館で販売しているものを、この日本の展覧会でも販売することにしたのだろうか。会場のミュージアムショップではわたしが買ったもの以外にも、数種類の立像が売られていた。このバステト像は今回の展覧会で展示されていたものではなかったけれども、エジプト美術ファンにはうれしいグッズだ。
 この、背中と胸の曲線が「高貴なネコ」を思わせ、わたしを惹きつける。

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 そうすると、いっしょに買ったトランプカードのことも気になったのだけれども、これは箱に「BICYCLE」と書かれていて、これはわたしもなぜか知っているアメリカのトランプカードのメーカー。図柄がエジプト柄だし、もともとこういうのを販売しているのかと思ったが、箱にはベルリン博物館の表記も読めるし、今回の日本展のタイトル「Ancient Egypt The Creation of The World」の文字もある。JOKERのカードに今回の展示品4点が選ばれていることからも、これは今回の日本展に合わせて特別に発注されたものだろうと思う(どうも、ベルリン博物館側で発注しているのではないかと思えるが)。
 どちらのグッズも普通の展覧会ではなかなか売られていないような、珍しい(貴重な)グッズではないかと思われる。展覧会の公式ホームページの「公式オリジナルグッズ」のページにも、この2点は掲載されていない(オリジナルではないからだろう)。よくショップを見て歩けば、もっと他にも珍しいグッズが売られていたのかもしれない。

 今日は朝から雨だった。午後にはかなり激しい雨になり、テレビをみていると夕方にはこのあたりに「竜巻注意報」も出され、雷鳴も聞こえてくるようになった。いちどはこの部屋からもかなりの音響で雷鳴が聞かれ、今までだったらニェネントは雷鳴におびえて右往左往したものだったが、わたしのそばにいたニェネントは、意外とこの日は平然としている。
 ひょっとしたら、昨日買ったネコの神バステトがニェネントを庇護しているのかもしれない。この「バステト」が、わたしをも庇護してくれることを望む。

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 日本ではあちこちで、COVID-19の「変異ウィルス」が拡がり始めている。特に海外に渡航してもいない人が感染しているということで、新たな脅威になって来つつあるみたいだ。
 今日も東京都での新規感染者数は微増しているし、これは政府が何の対策もしていないのだから当然のことだろう。今日は南関東で激しい雨になったけれども、こういうことがウィルスの拡散に何か影響があったりするのだろうか。
 「欧米の国々などに比較して、日本の感染者数はかなり少ないのだから大騒ぎすることはない」という声もあるのだけれども、そもそものPCR検査数自体が、日本は世界全体でみても圧倒的に(極端なまでに)少ないのだから、現在の感染者数の絶対数は何の参考にもならない。参考にするとしたら「検査数に対する感染者数の比率」なのではないかと思う。
 いずれにせよ来週には桜の花も開花し、<緊急事態宣言>であろうがなかろうが、もう「自粛」は疲れたという人たちがお花見の宴会に繰り出すことは避けられないと思う。長いこと営業時間短縮をほとんど補償もないままにつづけている飲食店などの疲弊は大変なものだろうし、遊び盛りの時期にもう1年にわたって思いっきり遊べないでいる若い人たちも、とってもかわいそうだ。今後、どういうことになってしまうのだろうか。