ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-02-25(Thu)

 まだわたしが早朝に駅に歩く道は真っ暗だ。駅に近づいたとき、駅への歩道階段の向こうに、黄色い丸い明かりが見えた。さいしょは道路標識に何かのライトが当たって反射光が黄色く見えるのかと思ったけれど、それはもうじき地平線に沈んでいこうとする「月」なのだった。
 今は満月に向けて日ごとに丸くなっていく過程で、まだちょっと左上が欠けていていびつになっている。おそらくは明後日ぐらいには満月になるのだろうけれども、わたしが駅へと向かう今日のこの時間だと、もう地平線の下にいってしまって見えなくなっていることだろう(目覚めた頃、窓のカーテンのあいだからその満月が見えることだろう)。

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 デジカメの「夜景モード」で、意外にきれいに撮影ができた。これでもうちょっと露出を落とせば月のクレーター模様も映ることだろうに、その手順がなかなかうまくいかない。

 電車に乗って勤め先駅に到着して地上に出てみると、こんどは夜明け、日の出が近づいていて、空がうっすらと朝焼け色に染まっている。

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 今日も、昨日に引きつづいて気温が低く、まだまだ「冬」なのだ。空はずっと晴れていて陽射しもたっぷりなのだけれども、どこか空気が冷っぽい。仕事の帰りにいつもの跨線橋から南の方を見ると、奥行きを感じさせる雲の模様が見られた。こういう写真でみると、このあたりもずいぶんと「田舎」だなあ。

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 その跨線橋の手前、「野良ネコ通り」の入り口で、一羽のスズメぐらいの大きさの鳥を見た。スズメの羽根の色とちがうようだし、行動の仕方がスズメとちがう。わたしの知らない鳥だ。木に留まったところを近づいてカメラを構えたが、スズメならこのくらい近づけば逃げて行ってしまうだろうに、そのまま木に留まっていたので比較的きれいな写真が撮れた。

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 ウチに帰って写真をよく見たけれども、やはり知らない鳥。凛としたきれいな、かわいい鳥だと思った。画像検索をかけてみると、このコは「ジョウビタキ」の雌鳥らしかった。そこまでに珍しい鳥ではないけれども、わたしは初めてみる鳥だった。まあ意識しないですれ違ったことは何度もあったのだろうけれども、こうやって「ああ、この鳥はジョウビタキだ」などと知ることは、とても楽しいことだ。

 今日は3時ぐらいから内科クリニックへ行く。前回の血液検査の結果もあって酒の量をグ~ンと減らしたわけで、自分では「減らしましたよ!」というつもりで担当医に報告したのだけれども、どうやらまだまだ減らさないといけないらしい。つまり、一日の酒の「適量」は、ビールならば500ml缶を一缶、わたしが愛飲するところのウィスキーならば、60mlが適量だという。60mlというのはダブルで1杯ぐらいらしいのだが、わたしは水割りで2杯飲んだりするので100mlぐらいは飲んでるんじゃないかと思う(以前は4~5杯飲んでいたから、完全にアウト!)。まあ今はまったく酒を飲まない「休肝日」もつくっているし、飲まないときは水割り1杯でやめたりしてるからだいたいOKぢゃないかとは思うのだが、とにかくあとちょっとセーブすればいいのだ。

 夕食は納豆で軽くすませる。ウチのそばのスーパーでは納豆は3個で50円ぐらいだから、1食20円にもならない。たまごを入れたとしても、たまごは1個10円ぐらいだから30円。これに炊いた白米が(そんなにしないと思うが)一膳50円としてトータルで80円。低予算ですませる食事としては最優等生だろうし、整腸作用その他があって健康にもたいへんによろしい。しかし、ちょっとわびしい食卓だ。例のスカ首相長男が総務省の山田氏にごちそうしたのが「74203円」というから、これを納豆食の80円で割ると、900回ぐらいの納豆食ができる額である。一日3食すべて、その納豆食でやってのけると考えると300日。つまりほぼ1年分の納豆食の金額が、たった一夜で吹っ飛んでしまうのだ。ショックである。
 ところで、現在はスカ首相にベッタリくっついて「内閣広報官」をやっている山田真貴子氏だが、給与から70万円ほどを返上して「許してね」ということで、スカ首相も今後も彼女に「内閣広報官」を続けさせるという。まあ呆れてしまうことである。「悪いことしたから、そのときの十倍返すから<不問>にしてね!」とやったら、「うん、いいよ!もう忘れるから!」となるのだ。
 一方で、金がなくて万引きをして逮捕される高齢者の数が増加しているという。もう日本は今は「福祉国家」でも何でもないとは思うけれども、百年前の東南アジアやアフリカ諸国のような状態に近づいていないか?(毎回書くけど、わたしなんかほんのちょっと運がよかったもので路頭に迷っていないだけ)。