ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-02-14(Sun)

 地震宮城県などでは震度6強。このあたりは震度3か震度4というところだったようだ。テレビを見ているとやはり東北での被害が大きいようだったけれども、この夜の、地震直後の報道では、ケガ人こそ出たけれども、亡くなられたりした方はおられなかったようだし、建物の崩壊や火災などということもほとんどなかったようだった。とにかく、津波の心配はないということにホッとする。
 こういうときにいちばん心配なのは、「原子力発電所」の状態なのだけれども、これも「大きな事故」はない、ということ。
 しかし、5年前の熊本地震のとき、まずはかなり大きな地震が起きたあと、その二日後にそれを上回る規模の地震が起きたことを思い出してしまうわけで、ツイッター上などでもそのことを心配する声は大きい。「この一週間ほどは、大きな余震に注意してほしい」という報道もあった。

 起きてテレビを見たりネットを見たりしていたら、午前1時になってしまった。もうこれ以上起きていてもしょうがないだろうし、寝ることにした。
 いっときはおびえたらしいニェネントも、落ち着いてすぐに抱き上げて揺らしてあげた。ネコは地震の揺れにおびえるけれども、こうやって飼い主が抱いて揺らしてやると、「な~んだ、お前が揺らしてたのかよ!」と思い、気もちも落ち着くのだという。まあ地震のあと少し時間も経っていて、ニェネントもとっくに落ち着いていたのかもしれないけれども、これは「スキンシップ」である。ニェネントを抱き上げたままベッドに横になり、ニェネントといっしょに寝るのだった。

 朝は5時ごろに目覚めた。まだ外は暗い。部屋の寒暖計は12度ぐらいを示していた。テレビをつけると、どこの局も昨夜の地震の報道ばかりだ。いくつか道路際の土手の崩壊などあったようで、常磐線など不通になっている箇所もあるようだけれども、死者はもちろん重傷者もいなかったようで、震度6強だった割には被害は少なかったのではないかと、わたしもホッとした。
 しかし、わたしとて近々もっと大きな地震が来たら?と思わないわけでもない。ちょうどあと一ヶ月であの「東日本大震災」から10年になるところでのこの地震(大震災の余震だというけれども)、「忘れてはいけません」と、自然世界から言われているみたいだ。
 けっきょく、わたしが4年前に今の住まいに転居したというのも、長い長い遅延の末に、地震の影響の出ていたそれまでの住まいに住みつづけられなかった、という解釈もできる(ちょくせつの原因はアパートの火災だったけれども)。
 10年前の地震のとき、いちばんの被害は一週間ほど断水したことだった(壁にひびが入ったりもしたけれども)。しかしあのときは、すぐ近くの公園の真ん中にあった共有の水道からちゃんと水が出ていて、毎日バケツで水を汲みに行ったものだった。あたりの家はみんな断水していたから、時には行列もできた。米を持ってきて、お米をといでいく「豪」な方もいらっしゃったな。
 今の住まいは、台風が来て市内で停電箇所があってもここは停電しなかったし、断水もしたことはない。しかし、そんなこれまでのことなどで安心してはいられない。震災以来、入ったあとの風呂の湯は次に入るまで抜かないでそのままにしているし(断水したときにトイレを流すのに使う)、水さえあれば戻せるアルファ米もけっこうストックがある。そこで肝心なのは、「きれいな水」ということになる。このあたりの公園も、前のときのように断水しても水が出る「非常用」の水道があればいいのだけれども、やはり大きなペットボトルで何本か買ってストックしておいた方がいいだろうか。あとはやはり、ついに停電したときにどうするか、とか考えることは多い。今まで、けっこう深く考えないでスルーしてきてしまった。
 そして何より、ココに住めなくなって避難しなければならなくなったときのことだ。そう思い、このあたりの「避難場所」を調べてみた。そして、「ペット同行」が可であるかどうかもチェックしなければ。
 調べたら意外と遠い。歩いて15分ぐらいの、JR線路を越えたところの小学校だ。ペット同行は「可」だけれども、まさか「放し飼い」にするわけにもいかないし、ニェネントのトイレをどうするかとか、考えなくっちゃならないことがいっぱいある。

 今日は日曜日だし、いつものように早い時間にスーパーに買い物に行く。災害に備えて何か買えばいいのだけれども、けっきょくそういうものは何も買わなかった。危機意識なし。
 スーパーの外に、「ご主人さま」の出待ちをするイヌの姿があった。イヌはかわいい。ネコもかわいいけれどもイヌのかわいさはまた別モノだ。

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 帰宅して寒暖計を見ると、もう17度ぐらいになっている。人が快適に過ごせる適温は18度ぐらいというけれども、それに近い室温があってもすっごく寒く感じ、電気ストーブをつけてしまう。

 昼食に、ちゃっちゃっと野菜や肉を炒めて、とろみをつけて出来合いの麺にかければ完成という、お手軽な「皿うどん」をつくる。野菜はまだ残っていた白菜と、ニンジンとネギ。これに冷凍庫で凍り付いている豚肉を解凍していっしょに炒めればいい。
 そこで問題になるのが「冷凍してある肉の解凍」で、普通だったら電子レンジでちゃっちゃっと解凍できるのだが、今は電子レンジが死にかけている。
 試しにいちおう、電子レンジを使ってみたけれども、やはりダメだ。「ダメだねえ~」と、レンジをポン、ポンと叩いてまたやらせてみると、叩かれてヤル気を出したのか、無事に解凍できたのだった。前にも叩いてみたことはあって、そのときはダメだったのだけれども、今日は叩き方が良かったのだろうか。これからもこういう調子でがんばってくれれば、余計なお買い物をしないですむのだが。
 今日はそんな解凍の仕方が良かったのか、今までになくとってもおいしい皿うどんができた。

 午後は、この日記を書いているとけっこう時間がかかってしまう。前からの問題だが、こうやって日記を書く時間というのはバカにならない。無理してぜったいに「毎日」書こうとするからいけないのだと考えることもある。もうちょっと簡潔に、10行ぐらいで終わらせる日記でもいいではないかとも思う。そのうちにどうにかしなくてはならないかもしれない。

 テレビで、今東京の「江戸東京博物館」でやっている「古代エジプト展」の特番をやっていた。見ていて、「やっぱりこの展覧会は観に行きたいものだ」と思った。まだ3月いっぱいは開催中だから、きっと行くことにしようと思う。そうそう、このところ、東京での「COVID-19」新規感染者数は連日500人以下で推移している。それはもちろん、そもそもの検査数を少なくしてるとか、「濃厚接触者」の追跡調査をしなくなったとか、たんじゅんに「感染者数が少なくなったね」などと思い込めないところはあるのだけれども、まあ「江戸東京博物館」はわたしの勤め先から電車で10分ぐらいの駅だし、駅の目の前らしいし、やはり「行ってみよう」と思う。

 すぐ夕方になり、夕食はブロッコリーとゆで卵とでサラダをつくり、またアルファ米でかんたんにすませた。
 もう一週間以上、夕食はずっとアルファ米ですませていて、まったく白米を炊いていない。それはめっちゃ経済的なことなのだけれども(アルファ米は「いただきもの」だから、まるでお金がかかっていない)、そろそろちゃんとお米を炊いて、普通に食事をする頃あいだろうと思う。

 夜はいつものように、ニェネントくんと遊びながら本を読み、寝ようとするときにはニェネントがわたしの横でゴロッとしている。こういうのが、今のわたしにとってはかけがえのない「しあわせ」な時間なのだろうな、と思う。