ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-01-29(Fri)

 今朝は目覚めてベッドの中から窓の外をみても、昨日のような月の姿は見られなかった。これはどうやら雲の影に隠れていたようで、家を出て空を見ると、薄くなった雲の向こうにきれいな丸い月が見られた。

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 勤め先の人に聞いたら、昨日は勤め先のあたりは雪にならずにずっと雨だったというが、その人も3時ぐらいまでの勤務だから、そのあとに雪になったということもある。この日は午前中はほとんど曇り空でけっこう寒かったけれども、わたしが仕事を上がる頃には晴れ間も出て、少しずつ暖かくなってくるようだった。
 自宅駅に着くと空はすっかり晴れわたり、南の方にわずかに白い雲が見えるだけになっていた。

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 今日は待ちに待った金曜日で、明日そして明後日は仕事も休み。帰宅してまずは洗濯をいっぱいして、窓を開けて洗濯物を干す。そういえば、隣家のベランダのうるさいイヌの声を、このところまたまったく聞かなくなった。どうしたのだろうか。
 ニェネントくんは新しい爪とぎ段ボール台がお気に召してくれたようで、台の上でまどろんでいることも多いし、ときどきバリバリと爪をといでおられるのだった。

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 今日の午後の国会中継はそれほどに特筆すべきこともなく、3時ごろには終わってしまったが、その前に今日の報道で、政府のCOVID-19対策としての特別措置法、感染症法の改正案に含まれていた、入院拒否をした感染者への「刑事罰」を削除し、「行政罰」への訂正を行うと報じられていた。また、休業命令に従わなかった事業者への過料も、若干引き下げられたという。
 もうスカ政権のやっていることはこういうことばかりで、「GoToキャンペーン」の時もそうだけれども、一度「こうやる」と決定し、そのことへの野党や国民からの反発の声が大きいと、コロッと修正する。今の「緊急事態宣言」も、「やるつもりはない」と言ったあとに知事らからの要請があってかんたんに進路変更。いったいどれだけ首から上を駆使して「精一杯」やっているというのか、誰だって疑問に思うところである。
 しかしそれにしてもこの改正案、「刑事罰」として前科がつくようなことはなくなったとはいえ、事業者や国民への「言うことを聞かなければ<罰金>だぜ!」という<脅し>の性格はしっかり残っているわけで、事業者や国民への<補償>など何もしないでいて、脅しつけることだけはしっかりやるという、スカ首相の性格をよくあらわす政策だろう。
 しかも先日は、与党の自民党議員、公明党議員が夜の8時をすぎて飲み歩いていたことが知れ、大きな批判を浴びているわけでもある。「自分たちは何も対策を取らないけれども、国民にはしっかり<我慢>してもらう」という、このスカ内閣の姿勢はいよいよ鮮明になって来ているようだ。みんな、いつまで<我慢>しているつもりだろうか。

 国会中継も早く終わったし、このところすっかり映画など観なくなってしまっているので、「GYAO!」の無料配信映画のリストから、ヴィットリオ・デ・シーカ監督の『ウンベルトD』を観ることにした。主人公のウンベルトはわずかな年金では生活が成り行かなく、街頭デモに参加したりするけれども、家賃の滞納で住まいの下宿を追い出される危機に面するという話だと読み、「こんな70年近い昔の映画が今の日本にはまた切実な話ではないか」と観始めたのだが、これはじっさいには「老人とイヌ」との物語でもあったのだった。イヌがあまりにかわいくもあり、わたしはワンワンと泣いてしまった。
 最近は本を読む速度も遅いし(まあ読んでいる本が分厚いせいもあるけれども)、観る映画も少なくなった。この1月になって読み終えた本は2冊、観た映画もこの『ウンベルトD』でやっと2本きりだ。せめて映画はもうちょっとたくさん観たいとは思っている。

 夕食。まだブロッコリーが半分残っている。それで先日と同じ献立、ブロッコリーとベーコンと卵の炒めものにした。先日つくったときの味がイマイチだったのは、レシピで「溶き卵にマヨネーズをまぜる」というのを、その通りにやったせいではないかと思い、今日はマヨネーズは入れない。予想通りというか、けっこう自分好みの味になった。わたしの考えでは(というか、わたしにとって)、「卵にマヨネーズをまぜて調理する」というのは「料理の邪道である」と結論した。だいたいマヨネーズの原料は卵で、そこに酢だとかいろんな調味料が混ぜ込んであるわけだ。そういうのを卵に混ぜるのは、純粋な卵の味をこわすだけではないだろうか。調味料類は、卵を調理終えてから加えればいい。わたしの料理では、卵は卵本来の味を大事にしたいのだ。