ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-01-28(Thu)

 わたしは毎朝午前4時前に目覚めるのだけれども、今朝そんな時間に目覚めると、ベッドのそば、わたしの頭の上にある窓にかかるカーテンのすき間から、うす明るい光が漏れてきていた。「これは月の光ではないか」とカーテンをめくってみると、薄く雲をかぶった丸い月の姿がみえるのだった。

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 これは一ヶ月前の去年の年末にも、そのまた一ヶ月前にも、同じぐらいの時間にみられた月の姿だ。月の満ち欠けの周期はだいたい29日で、今日は1月28日だから、満月が見られた去年の大晦日からちょうど29日、ぐるりと月の満ち欠けも一周し、同じぐらいの時間に、位置的にも同じような位置に見られるようになったわけだな、などと思う。
 気になって調べてみたら、この28日が今年最初の満月で、「ウルフムーン」と名付けられているということだった。意外とワイルドな名前だ。

 早朝はこうやって月も見えたのだけれども、陽が昇ってくるとすっかり曇ってしまい、これが天気予報をみると午後にはウチのあたりでは雪になるというような予報も出ていた。

 今日は仕事を終えたあと、ひとつ先の駅まで乗り越して、いくつかやることがある。
 ひとつは、わたしが「側頭葉てんかん」の治療で受けている「自立支援医療制度(精神通院)」が3月末で有効期限が切れるので、更新の手続きをしなければならない。これはバスに乗って市役所まで行かなくてはならないだろうとは思うのだけれども、この駅のすぐそばに「行政サービスセンター」があり、ひょっとしたらそこで出来てしまう可能性もないとはいえないし、市役所に行くにしてもどんなものを持参しなくてはいけないか、聞いておきたいこともある。
 もうひとつに、わたしもこの3月で今の住まいに転居してきて4年が過ぎ、5年目になるわけで、2年ごとの住まいの契約更改を行わなければならないわけで、更新料を振り込むために銀行へ行く。この件は以前からいつも使っている銀行ではない別の銀行をを使っていて、この駅のそばにその支店があるわけだ。

 12時半ぐらいに駅に着いて外に出ると、少し雨が降り始めていた。まだ雪ではないが、かなり冷え込んでいるので、そのうちに予報通りに雪になるかもしれない。
 まずは「行政サービスセンター」へ行き用件を伝えると、すぐに市役所の方に電話をして聞いてくれ、わたしもその電話口に出ていろいろ聞くことができた。けっきょくやはり市役所に行かなければならないのだが、電話をしたことであれこれとスムースにことが進みそうで、ムダにはならなかったし、助かった。
 次は銀行へ行き、ATMでちゃっちゃっと所定額を振り込む。

 以上で用件は終わったのだけれども、今日は28日で「8」のつく日で、駅に近いショッピングプラザのスーパーは全品5パーセント引きになる日だし、プラザ内の100円ショップで買いたいものもあるので立ち寄ってみた。100円ショップで買い物をすませ、特にスーパーで買いたいものもないのだけれども、いちおうぐるりとまわってみた。
 ペット用品売り場でネコ用の爪とぎ段ボール台が目に入り、もうニェネントくんが今使っているヤツはけっこう長く使ってもらっているし、ニェネントくんの爪とぎでボコボコになって来ているので、「よし、ここで新しいのを買ってあげよう!」と、買って帰った。
 今のウチにある爪とぎ段ボール台はニェネントくんお気に入りの一品で、今でもずっと、けっこう台の上に乗っかって座り込んでいることが多い。ここで「新しいもの」に買い替えても、ニェネントが見向きもしないようだとガッカリしちゃうよな、などとは心配したのだけれども、ウチに帰って包装を解いてリヴィングに置くと、ニェネントくんはすぐにその新しい台の上に座り込み、逆にもう、古い台の方は見向きもしなくなったのだった。よかった。ホッとしましたよ。

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 今日もテレビは「国会中継」。昨日のスカ首相の「セーフティネットに<生活保護>がある」というふざけた答弁に対して、共産党の小池議員が「今の<生活保護>制度の問題点」をあげて、「セーフティネットになっていない」ということを追及された。
 これはわたしも前から思っていたことだけれども、人が生活困難に陥り、<生活保護>を受給しようとするときに「目の前にあるハードル」というものがある。
 まずひとつには、日本にまん延する「生活保護受給者バッシング」という空気があり、実はこのようなバッシングの後押しをしているのがまさに自民党議員らなのだ、という現実がある。スカ首相もそのことを知らないわけもなく、「どうだね、それでも<生活保護>を受けたいかね?」という、貧困にある国民への「嫌がらせ」だといわれても仕方がないだろう。ただ何もしないことの方便として<生活保護>といっているだけなのだ。
 もうひとつ、それでも<生活保護>を受給したいと役所に申請に行くと、「あなたを援助してくれる親族はいないのですか?」といわれるわけで、それでも受給したいとすると、役所の方から当人の親族に連絡が行き、「あなたの親族の〇〇氏が<生活保護>を受給したいと言うのですが、親族であるあなたの方で〇〇氏を援助できないのですか?」と聞かれるのだ。それが当人は自分が<生活保護>を受けたいということを親族らに知られたくないと思っていたとしても、である。これも精神的に「大きなハードル」だろう。
 だから、もし仮にある人が<生活保護>を受給しようとするならば、車などの「財産」を持っていてはいけないし、逆に「負債」を抱えていてもいけない。そして、いきなり親族に役所から連絡が行く前に、「オレ、実は今度<生活保護>を受給することにした。それで役所から援助できないのかと聞かれると思うので、<出来ない!>と答えてほしい」と、親族中に「根回し」をしておかなければならないのだ。こういう事象のどこが「セーフティネット」なのだろうか。

 国会中継が終わり、ふと窓の外を見てみると、見事なまでに雪になっていた。写真がボケてしまったけれども、草の上などにはうっすらと積雪しているみたいだ。こういう雪を見ると、わたしが入院していた去年の春の桜満開のさなか、季節外れの「雪」で、病院の窓の外のベランダにもシャーベットのように雪が積もっていた景色を思い出してしまう。

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 夕方に「夕食だから」とお米を炊いたのだけれども、炊きあがってみると料理をつくる気にもならなくなっていて、ここで「缶詰」とかですませてしまうのも嫌なので、ゆで卵だけをゆで、トマトとレタスと合わせて「サラダ」にし、それだけで食事にしてしまった。
 外の様子はもう暗くなっていてわからなくなっていたけれども、もう雪もやんでしまったようで、わずかに積もっていた雪もすっかり融けてしまったようだった。