ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-01-17(Sun)

 いろいろとやりたいこと、やらなければならないと思っていることもあるのだけれども、なかなか手がつかない。ひとつには(なさけない話だけれども)年賀状の返事、返礼が今になっても書けていない。さいしょは今年は「丑年」でもあるから、「牛」の絵でも描いてやろうとか思ったのだけれども、なかなかに手がつかず、「それでは」と、ふだん描き散らしている「ネコ」の絵にしようかと思ったのだが、まあネコの顔だけなら何とかなるけれども、いちおう「全身」描こうと思うと、なかなかにうまく行かない。どこか不自然なのだ。バランスが取れていない。そして「足」とかが難しい。

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 でもいつまでも放置していると1月も終わってしまうので、「やる」なら「やる」で、しゃんとしなければいけない。これをちゃんとやらないと、わたしの2021年は始まらないのだ。
 あと、「やる気にならない」ことはいっぱいある。特に、自宅で映画を観ようという気がまったく起きなくなってしまった。「無料配信映画」のリストをみても、「この映画、観てみたいな」と思ったりするし、部屋にはいっぱいDVDもあって、それがもうどんな映画だか忘れてしまっているのもいろいろとあるわけで、「また観たいな」と思わないわけではないのだけれども、なんかおっくうである。

 本はそれなりに読んでいて、今のわたしの「精神活動」はほとんどこういう「読書」だけ、みたいな感じなのだけれども、読書スピードは遅い。ただ、夜寝る前に読んでいる『世界動物発見史』はあまりに面白いので、味わいながらゆっくりと読んでいるわけではある。
 わたしは一冊の本は、読み終わってからじっくりと思い返して、その感想をこの日記に記録しているわけだけれども、この『世界動物発見史』はおそらく、読み終えてトータルに「こういう本だった」というのではなく、ありとあらゆる多数の動物と、人間との関りが書かれた本であり、「あそこにはこういうことが書かれていた、こっちにはこういうことが」という、その「細部」をこそ楽しむ本だろうという気もし、それだけ読む時間もゆっくりになってしまう。
 先日読んであまりに楽しかったのは、十七世紀末から十八世紀初頭に活動したドイツの女流画家、マリア・シビラ・メーリアンのことで、彼女は画家や彫刻家を多く輩出した一家の出自だったのだけれども、彼女が画題として選んだのは、芋虫だとかいろいろな種類の小さな生物だったのだ。ドイツの「虫めづる姫君」のような人だったのだろうか。実はこの時代、芋虫だとか青虫という生物は「土」とか「ゴミ」の中から自然発生する生物で、芋虫とか青虫のままその「生」を終えるのだと思い込まれていたそうなのだが、このマリア・シビラ・メーリアンは、絵を描くためにそれら芋虫、青虫を飼育し、それがなんと!蝶になったり蛾になったりすることを発見したのである!
 そんな説を発表した当時は彼女も「魔女」扱いされたりしたらしいけれども、アル中のダメ男だった夫との離婚訴訟の中で、けっきょく別れることになる夫は、彼女の画集『青虫のみごとな変態とその風変りな食物、花』という著書の出版は引き受けるのだった。この本はヨーロッパで評判になり、オランダの東インド会社の重役連は彼女に、南アメリカスリナムに行って現地の昆虫の「変態」を絵にするように命ずるのである。この使命を担って彼女が描いた『スリナム産昆虫の変態』は、今日でもなお売れつづけているという。わたしもその本が欲しい。そして、「マリア・シビラ・メーリアン」の名まえはしっかりと記憶しておきたいと思ったのだった。

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 今日は曇っていて寒い一日だった。午前中に買い物に出たとき、歩道橋の上からは「層」になった雲の重なりが見られた。

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 スーパーであれこれといつものような買い物をしていて、「アップルケーキ」(かなりの好物)が値引きされていたのを買ってしまい、帰宅して食べていたらけっこうボリュームもあるわけで、「もういいや、今日の昼飯はこのアップルケーキということにしよう!」ということにした。
 夕食もまた、レトルトカレーを温めてすませてしまい、この日はまるっきり「ナマケモノ」な一日になってしまった。

 さて、明日からはようやっと「通常国会」が始まるわけで、この国会は6月までつづく。この「COVID-19禍」にもスカ首相は臨時国会も開催せずに逃げつづけていたわけだけれども、もう逃げることはできない。まずは明日はスカ首相が「施政方針演説」をやるのだ。先日の記者会見のように目線を下に落としっぱなしで「棒読み」の演説をまたやるようだと、さらにさらに支持率は下がることだろう。
 今日も(体制寄りで知られる)読売新聞の世論調査が発表され、スカ内閣の「支持」は39パーセント、「不支持」は49パーセントと、完全に逆転してしまった。もうスカ内閣は「凋落」の一路をたどっていて、プラス材料はどこにもない。また明日の「施政方針演説」で具体的な「策」を提示できないようだと、もう「ジ・エンド」なのではないだろうか。
 今日のネット記事では急に河野太郎がクロースアップされている感があり、これは「ポスト・スカ」は河野太郎か?という空気を生み出そうとする何らかの「力」がはたらいているように思える。河野太郎という人物も実にいい加減な人物で、「こういう人間に<首相>の座をやっていいものだろうか?」とは思うけれども、とりあえずスカ首相には出来るだけ早く辞めてもらうことを考えれば、次善策としてやむを得ないのではないかとか考えたりもする。とにかく今の「スカ政権」は、「COVID-19禍」以上の、「戦後最大」の「国難」だろうとは思う。一刻も早く辞めていただきたいものだ。