ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-01-02(Sat)

 夜中にいちど目覚めたとき、「ああ、夢を見ていたな」と思い、それはつまり「初夢」ということなのだろうけれども、そのときには記憶していた夢の内容は、また寝てしまったあとにはもう思い出せなかった。ただ、夢の中にはわたし自身は登場しなかったことだけは憶えていた。

 今日も4時半ぐらいに起き出し、やはり窓の外からは月の光がベッドに射しこんでいた。
 今日も快晴のようだ。先日出かけた公園に行ってみようと思い立ち、9時頃から出かけてみた。やはり外の空気はひんやりと冷たいが、陽の光は暖かい。公園に着いてみると、公園の中の池にはうっすらと氷が張っていた。

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 そもそもわたしは「氷」というものをずいぶんと長いこと目にしたことがなかったので(それは自宅で「オンザロック」をつくるために、毎日のように冷凍庫の氷のキューブは目にしているが、もちろんそれは別物)、「うわあ、氷が張っているよ」との、軽いおどろきがあった。この千葉に来てからは初めて見る自然界の氷だし、それ以前の茨城でのことを思い出しても、水たまりに氷が張っているのを見たことがあるかどうか、というところだろう。これだけ大きな池に氷が張っているのを目にするのは、もう記憶を掘り起こせない昔のこと以来ではないかと思う。
 その池の中に横たわる木の姿からも、自分が、一年の四季のなかの「冬」という季節にいることを実感する。

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 もうわたしがこの公園に来る大きな目的は、野鳥たち、水鳥たちの姿を見ることに決定したようなものだけれども、今日はまずはムクドリたちに遭遇した。

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 その他に出会った野鳥は、前に来たときに見かけたものとまったく同じ種類の鳥たち。氷の張った池を泳ぐハクチョウの姿が美しかった(前回はハクチョウのうしろ姿しか見られなかった)。

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 今日は正月休みだからか、天気もいいせいか、時間が経つにつれて公園にやって来る人の数が増えてきた。広場でボールゲームをやる人たちもいるし、ベンチで寝ている人もいる。やはり野鳥目当てで来ている人も多いようだったけれども、意外に(と言っていいのか)若い女の人で、一眼レフのミラーレスカメラに望遠レンズを取り付けたものをぶら下げている人に何人もすれ違った。そういうのを見て、わたしもああいうカメラが欲しいなあと思ってしまう(今のデジカメはやはり、明るい日差しの下ではモニターが見えなくなるし、フォーカスを合わせるのがむずかしかったりする)。
 こういう環境ならきっとカワセミとかも飛んで来ることだろうし、やはりカワセミを見てみたい、そして撮影したいと思う。カワセミは美しい鳥だ。茨城にいたときに何度か見たことがあるが、もう長いこと目にしていない。

 のどが渇いて、ちょっと離れたドラッグストアまで行ってドリンクと小さな菓子パンを買い、また公園に戻ってベンチに座ってドリンクを飲み、パンを食べた。さらにやって来る人の数は増えたようで、ベンチもほとんど満員になった。「もう帰ろう」と帰路に着いた。

 帰宅して昼食を取り、ぼんやりとテレビとか見ていると、ニュースで東京都、神奈川県、埼玉県、そして千葉県の知事らが政府に「緊急事態宣言」発令の要請をするのだということ。わたしは今の状態ならばこれは当然のことだとは思う。政府は「緊急事態宣言」したときの企業、店舗、市民らへの、そして最も大きな医療関係への「補償」をやりたくないわけだろうが、ずっと医療関係者は「医療崩壊状態」だと訴えているし、まずはこれ以上感染者を増やして医療負担を大きくすることを防御しなければならない。それが今やるべき第一の「COVID-19対策」だ。
 例えば上野動物園などは今、1月11日まで対策で「臨時休園」している。しかし、こういったごく一部の施設が対策をしていても、たいていの施設はずっと開業している。だいたいわたしは、こんな状態で映画館が普段通り開業しているということが信じられない思いがしていて、それは当然国による「補償」がないのだから存続するためには営業をつづける道を選択するのだろうが、わたしは動物園などよりも映画館の方が何百倍も「危険」だろうと思っている。そんな動物園が「臨時休園」しながらも、映画館とかは通常営業しているというのは何かおかしい気がする。
 そもそも、政府は対策として居酒屋、飲食店の「閉店時間」を早めるようにという要請をしているようだけれども、「じゃあ閉店前に早く行こう」と皆が考えて行動するならばさらに「密」が高まるばかりであり、そんなことに何らかの効果があるとは思えない。
 今日の時点では、政府への一都三県の要請がどのようなことになるのかはわからないが、スカ首相は11日を過ぎたら「再開」という「GoToトラベル」をまたやりたいのだろうから、一都三県の要請など無視することも考えられる。スカは今後、一万人ぐらい感染者が増えても気にしない人間なのだ。

 夕食には白菜ともやしと肉とを炒め煮するという献立をやってみたが、これはちょっとしょっぱい仕上がりになってしまった。、久々の「料理失敗」の回ではあった。