ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-12-27(Sun)

 寝ているとニェネントがわたしの上に乗ってくる。でも今は、先日わたしの胃の具合が悪かったときのように腹の上に乗ってくるのではなく、もうちょっと下の方の(というかずっと下の方の)、腿の上あたりだったりする。やはり先日ニェネントがわたしの胃のあたりの上に乗っかってくれたのは、「わたしがあなたを治癒してしんぜましょう!」ということだったのだろうな、と確信する。
 ニェネントのおかげで今ではすっかり胃の具合も良くなり、年末に向けて元気いっぱいになった。すばらしい医師でもあるニェネントくんに感謝する。

 なんか、日曜日になると買い物に行かなくっちゃいけないかという「決まり事」というか、強迫観念があり、けっきょく買いたいものもあるし、毎週のようにスーパーに買い物に出かけた。途中に見かける枯れ木には、スズメがいっぱいとまっていた。わたしが写真を撮ろうと近づいたので大半は逃げてしまったけれども、この写真ではまだ2羽ぐらいのスズメが見られる。

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 先日、ヨーグルトにブラックチェリージャムをプラスしたらとても美味だったもので、今はそのスーパーでデンマーク製のチェリージャムがかなりの激安で売られていたこともあり、またチェリージャムとヨーグルトを買った。なぜか人は「ヨーグルト」は健康食品との思い込みを持っていて、わたしも右に同じくな人間なわけで、「これからはヨーグルトをいっぱい食べようか」と思ったりするのだった。
 その他あれこれと買って帰路に。ウチの前にはまた、ハクセキレイがちょこちょこと右往左往していた(ちょこちょことするハクセキレイはかわいい)。

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 ウチのドアの方へ行くと、思いがけずに右手の方からネコが飛び出してウチの向こうへ逃げていった。濃いサビ茶のネコで、コイツは以前ウチの近くで見かけた、首輪をつけたヤツではないかと思う。おそらくは近所で飼われている飼いネコで、(今どき珍しく)外飼いされているのだろうか。もちろん写真は撮れなかったけれども、「Nice to meet you!」ではあった。うれしい出会い。

 夕方に、「お歳暮」でどこかの格式あるホテル謹製の「ビーフカレー」のレトルトセットをいただいた。「ではまずは今夜はコレをいただこう」と温めて食べたら、これがめっちゃ美味だった。「いや~、レトルトでもこんなに美味しいカレーがあるのだな!」と驚いたが、ウチの冷蔵庫の中ではまた今日も、トマトやレタスやキャベツらが「助けてくれ~、早く食べてくれ!」と訴えているのだった。

 今日は、ずっと読みかけだったカースン・マッカラーズの『黄金の眼に映るもの』を、ニェネントの妨害にもめげずに読み終えた。マッカラーズのちょっと歪んだ世界観も面白く、Amazonで検索してみたらなんと!この文庫本の『黄金の眼に映るもの』は、(もちろん今は絶版なのだが)3万円ぐらいの値がついているのだった。探せばどこかにマッカラーズの『心は淋しい狩人』(最近村上春樹が新訳を出したものの旧訳版)もあるはずなので、年末の「大掃除」で発掘して、次に読んでみたいと思った。
 その村上春樹氏が、今朝の報道で「首相が紙に書いたことだけを読むだけの日本は最悪」と語ったというインタヴューが流された。これに対して、今までトランプの応援に腐心していたネトウヨ諸氏が「もうトランプの応援をやってもしょうがない」とでも思ったのか、いっせいに噛みついているようだ。
 別に村上春樹氏の発言はそこまで攻撃的なものでもないし、Twitterでは誰もが言っていることでもある。(わたしは村上春樹氏の著作を読もうとは思わないが)どうせ村上春樹など読もうともしないネトウヨ諸氏が何をわめこうが、それで村上春樹氏の作家生命が絶たれるようなこともない。逆に「村上春樹はイイことを言った」ということになるだけだろう。
 今日もまた、Twitterで楽しい書き込みを見つけた。「必至に菅首相を引き釣り降ろそうと画策する朝日新聞社」という書き込みだが、これだけのみじかい文章で、固有名詞を抜かせば「正解」は「画策」だけで、日本語の意味を解していれば間違うわけもない「必至」や「引き釣り降ろそう」などという、信じられない「間違い」を犯す。こういう連中にはたとえ村上春樹であろうなかろうと、日本語の文章を読み解く能力の持ち合わせはないことだろう。
 
 あと、今日はネットで配信されていたDumb Typeの『2020』も観たのだが、むむむ、どのように感想を持てばいいのやら、ちょっと悩むのではあった。