ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-12-18(Fri)

 公園の柵に、スズメたちがずらりと並んでいた。これは手前の草むらでエサをあさっていたところにわたしが歩いてきたので、逃げようと柵の上に跳び乗ったところなのだが、一羽だけ、皆とは反対側を向いているコがいるな。

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 今日もおだやかな天気で、また「ヒゲ殿下」のひなたぼっこ姿を見ることができた。この頃「ヒゲ殿下」との遭遇率が高いけれど、他の野良たちとすっかり出会わなくなってしまった。みんな元気にしているのだろうか。

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 今日の空は、層を成すような面白い雲が見られた。飛行機雲も見えた。

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 難儀しながら読み進めていたナボコフの『見てごらん道化師を!』を、ようやっと読み終えた。「別のナボコフの本を読んでから、もういちど読み直そう」とかいろいろあるのだけれども、もう2020年もあと2週間。今年の〆にもうちょっとくつろげる本を読みたいものだと思い、仕事を終えての帰りにまずは某巨大古本販売チェーン店に立ち寄ってみた。
 「これ、いい! これが読みたい!」と見つけたのは、しばらく前にその評判を聞いていた『大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件』という本だった。これは「創作」ではなくドキュメントなのだけれども、ちょっとした「ミステリー」仕立てになっているわけだ。まあわたしはだいたいのその「答え」は知っているのだけれども、とにかくは「博物館」絡み、「珍しい野鳥」絡みということで、楽しめそうだ。いい本を見つけた。

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 この本の原題は「The Feather Thief: Beauty, Obsession, and the Natural History Heist of the Century」というのだけれども、それをすべて漢字の16文字『大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件』としたプロダクションがいいし、その16文字列を「4×4」に並べて青緑色の表紙に押し込めたブック・デザインがいい。気になって、「この表紙は誰がデザインしたのだろう」とペラペラと見てみたが、そういうデータはどこにも書かれていないようだった。いい仕事なのに(後日よく見直してみたら、ブックカバーの内側にちゃんと書かれていました。失礼)。
 とにかく2020年の残り少ない終わりに向けて、この本を読みたいなとは思っている。