ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-11-04(Wed)

 晴れた。すっかり晴れた。朝、勤め先の近くではまだ遠くに雲が出ていて、朝焼けが見られた。

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 頭の上には、水色の空をバックにピンクに染まった雲が薄く、透明な水に絵の具を溶いたように美しい模様を見せていた。

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 このあと雲の姿はすべて消え、まさに晴天、ほんわかと暖かく、秋らしい日になった。もう11月なのだから「小春日和」といっていいのだろう。
 帰宅するときにいつも通る跨線橋からは西の方角遠くに山並みも見える。こういう好天はめったにあるものではない。建物とかがじゃましていなければ、この方角に富士山の姿も見えるのではないかと思う。

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 ウチに帰ると今日もまた、テレビで「国会中継」を見ることになる。午前中には立憲民主党の枝野氏の質問があったそうなのだが、枝野氏は菅首相があまりに同じ答弁を繰り返すので(例の「人事に関わることなのでお答えできない」というヤツだ)、「壊れたレコードみたいだ」との言葉を発したらしい。まあ「壊れたレコード」という事柄を想像しても「同じ言葉を繰り返す」という状態とはちがうというか、そもそも「壊れたレコード」というものを想像できないのだ。これは厳密にいえば「傷のついたレコード」という方が正確だと思うのだけれども、ちょっとわけのわからないことになってしまいそうだ。
 それにしても今日の菅総理もまた「最悪」で、こんなまともな答弁もできない人間が今の日本の行政府の最高責任者であるということは、ただただ嘆かわしいことである。早急に「日本学術会議」の任命拒否を撤回し、総理の座も降りるべきだと思うが。

 日本もそういうことで「これからの日本、どうなるのよ」と思わざるを得ないのだけれども、海の向こうのアメリカでは今日が「大統領選挙」の投票日なのである。これは「これからの世界、どうなるのよ」というような大変なもんだいでもあるだろう。
 レイシストであり地球の環境問題にまるで無関心なトランプ現大統領は、この4年間で合衆国内の反動勢力の勢いに火をつけ、今まさに合衆国は分断状態にもなってしまっているし、COVID-19対策をまるでな~んにも手をつけないその政策のおかげで、合衆国でのCOVID-19のまん延ぶりはとんでもないことになっている。合衆国の人たちは自らの健康を守ることもできずに、死ななくてもよかったはずの多くの人たちがCOVID-19に感染して亡くなっている。わたしはもちろん、トランプの再選などということがないことを望んでいるし、対立候補のバイデン氏が勝利し、そして民主党がもっと力を得て、合衆国にとどまらず「世界」の未来に灯(ともしび)を見たいと思っている。
 午後からから日本でも「開票速報」の情報が流れてきて、わたしなどは「国会中継」と「開票速報」を交互に見ていそがしい。「開票速報」はエキサイティングというか、まあアメリカは「得票数」ではなく「獲得選挙人票数」が問題なのだけれども、過半数は270。この数に達した方が「勝ち」である。とにかく緊迫した情勢がつづき、しばらくは両候補とも「ほぼ同数」で推移する。バイデン氏がリードしたかと思えば次にはトランプ氏が逆転するというような感じで、夕方にはバイデン氏が獲得選挙人で40人ほどリードし、「これでバイデン氏の勝利か?」と思ったのだが、開票の確定しない残りの州はほとんどトランプ氏の共和党がむかしっから有利だった地域ということで、素直に考えれば「トランプ氏逆転だろう」という空気もある。
 ただ、今回の投票は「郵便投票」というものが大きく取り上げられており、なんと一億人もの有権者が「郵便投票」したということで、この開票結果が大きく影響する。
 かんたんにいえば、トランプ氏支持者は「COVID-19なんてどうってことないね!」とマスクもしない人たちで、投票日当日も混み合った投票所に投票に行くのだけれども、バイデン氏支持者らは「トランプ氏のCOVID-19対策はダメ!」ということで人混みを避け、これらの人々は「郵便投票」したのではないかと思う。どうやら「郵便投票」分はあとから開票されているようで、いくら共和党支持者の盤石の州であっても、逆転することが望めるのではないかと思う。
 わたしはさっさと寝てしまったのでこの後のことは明日以降に知ることになるけれども、寝る前の感触でいえば「バイデン氏優勢!」なのだと思う。

 今日は夕方に、Amazonで注文してあった本がいっぺんに3冊同時に到着した。
 実は以前からしばらく、某日本郵便からのそういった配送がわたしが仕事から帰宅する前の昼の12時ぐらいの時間に来られるのが常態だったようで、毎回帰宅すると郵便受けに「不在連絡票」が投函されていて、それで連絡して再配達してもらっていたのだけれども、先日そうやって再配達していただいている方が昼にも配達されている方だとがわかり、「わたしは1時ぐらいまではウチにいないけど、それ以降はだいたい自宅にいますからそういう時間に配送していただければ」と話をし、それ以降ずっと夕方に配達して下さるようになり、「不在連絡票」が投函されることもなくなった。それでこの日もいい具合に配達していただいた。「連携プレー」といいますか、自分も協力して無駄な労力はなくしていけるといい。

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 それはいいのだけれども、ちょっとこのところ本を買いすぎだ。今も別の本を読んでいるところだし、「いったいこうやって買った本をどういう順番で読んだものか?」と、悩むのである。いつも思うのだけれども、一冊の本を読むのに、どうして一本の映画を観るぐらいの時間(まあ2時間かな)で済ませられないのか?と、改めて悩むのでした。