ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-09-07(Mon)

 大型で強い台風が九州の西に接近している。勤め先あたりもその影響が出ていてけっこう風もあるし、とつぜんに雨が激しく降ってきたりする。このところの天気予報は当たらないというか、特に「週間予報」がどんどん変わっていく。前にはきのうおとといの週末は雨模様という予報だったのに、金曜日には「そんなことないよ」という予報に変わっていた。まあきのうは昼すぎに雨だったけれども。
 今朝、早朝は空も晴れていて、そんなに天気が崩れるとも思えなかった。夜景モードで写真を撮ると、思いがけずも「明けの明星」=「金星」がはっきりと映っていた。

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 やはり昼になると気温も上がるけれども、自宅駅あたりは風もさほどでもなく、まったく雨の気配もない。今日はまた、初対面のネコに会った。どうやら駅から南側の跨線橋への道沿いには、けっこう野良が棲みついている気配がある。今日出会ったネコは「不敵な面構え」で、野武士のような精悍さも感じさせる。つまり、「野生」という感じだ。こういうコ、好きだなあ(ぜったい、なついてくれないだろうけれども)

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 帰宅するとニェネントは冷房の効いたリヴィングでくつろいでいた。ニェネントは「野武士」ではない。OKである。やはり当分、朝に家を出る前に「天気予報」をみて、最高気温が30度を超えるうちはエアコンを入れて仕事に出ようと思う。

 昼食はまたまたスパゲッティ・ミートソースにして、これで3日つづけて昼食は同じ献立。日記を書いたりしてゴロゴロしていると、すぐに夕食の時間が近づいてくる。とにかく今はナスときゅうりの在庫があるので、それを何とか消費したい。きのうおとといとヴェジタリアンなメニューになったので、今日は肉が食べたい。検索して「ナスと豚肉のオイスター炒め」というのをつくり、つくりおきのポテトサラダと合わせて美味でヘルシーな夕食になった。

 夜はニェネントが来る前にナボコフの書簡集を読み進める。アメリカに移り住み、アメリカの出版者に積極的に売り込みをするナボコフナボコフにはいろいろと不如意なことの多かった時代。彼はこの頃には自分の過去のロシア語作品を自ら英訳する意思はあまりなく、翻訳ができたらチェックしたいという気もちだったようだし、「もうロシア語で書くのは終わりにしたら?」と言われて「えええええ?」と、いささかショックだったようだ。けっきょくロシア語作品は書かなくなるのだが、「自分の意志」でそうしたのではなく、「外からの要請」もあったということは意外だった。この時点でナボコフアメリカの出版社に売り込みたかった「自信作」は、まずは『ディフェンス』だったようだが、この本のフランス語訳には相当不満があったらしい。『賜物』も売り込みたいが、あまりに「ロシア文学」べったりのこの大部の書物が英訳されるのは相当あとのことになる。まだいろいろと「売り込み中」ゆえか、その書簡に彼独特の「毒舌」もあまり登場しないが、たまにそういうのが出てくると「そら来た!」とよろこぶわたし。

 さて、どうやら次の自民党総裁はスガになりそうで、つまりそのまま日本国の首相になるのだけれども、この十日ほどのあいだに安倍への批判は影を消し、「偉大な宰相ではなかったか」ということになってしまったようだ。その空気に乗っかって「スガ首相か?」ということになったというか、「つぎはスガだ!」ということで安倍批判が消えたのか。
 ただ、安倍晋三の「無能ぶり」に匹敵するぐらいに、この菅義偉という男も「脳なし」のようで、いまだにただ「安倍政策を引き継ぐ」ということを繰り返すだけで、実のある政策理念を語ることはない。
 わたしは前からこのスガという男、よく腹話術師がひざの上に置いてしゃべらせる人形そっくりだと思っていて、実は安倍以上に「からっぽ」で、彼がしゃべっている風にみせていることばは、実は彼の影で誰か別のヤツがしゃべっていることばではないかと思っている。これを「傀儡(くぐつ)」(「かいらい」とも読む)という。