ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-08-16(Sun)

 連日のように異常な高温の日がつづく。予報では少なくとも明日まではこの異様な猛暑がつづき、落ち着くのはどうやら次の週末あたりからになるらしい。買い物は昨日すませ、今喫緊に買う必要のあるものもないので、しっかりと「Stay Home」する。

 部屋でエアコンをガンガン効かせていても、部屋の中もじわじわと暑くなる。エアコンの設定温度は25度だが、じっさいに室内でも30度ぐらいあるような気がする。昨日買い物に出たときに百均で温度計を買えばよかったと思うが、COVID-19禍でドラッグストアで体温計が売り切れたように、今は普通の温度計の需要も高いのではないかと思う。

 昼食はまた「ざるそば」でかんたんにすませたが、ざるそばだけでは腹持ちが悪いというか、「もう少し何か食べたい」という気分になる。冷蔵庫にしばらく前に買った「ところてん」があったので、「そうだ、こういうときにこそ<ところてん>だ!」と食する。まさにこういう酷暑の日にピタリの食材というか、けっこう涼しい気分になったのだった。

 リヴィングで無理して起きているより和室のベッドで横になっていた方がしのげる気がして、食後はベッドで寝転がって本を読み、そのまま2時間ほど午睡をした。目覚めたあとは「夕食は何にしようか」とか考えるが、最近なぜか「豚肉」ばかり買ってしまって、冷凍庫に豚肉のストックがかなりの量ある。冷蔵庫には「ナス」がまだ残っているので、先日つくってなかなかに気に入った「豚肉とナス、もやしの炒め物」をまたつくることにした。
 キッチンに立って素材を準備して調理を始めるのだが、水道の蛇口をひねって出てくる水がものすごく生ぬるい。これだけ生ぬるければ、このまま浴槽にためれば普通に「爽快な風呂」として入れるのではないかと思う。

 ニェネントはこうやってエアコンを効かせていても、ほとんど押し入れの奥にこもりっぱなしなのだが、4時の自分の食事の時間が近くなると押し入れから出てきて、食事の時間を待っている。食事のネコ缶を出してあげるとガッツガツと食べ、しばらくはリヴィングの中とか出窓の上でまどろんでいる。

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 わたしが食事を始めても、「ああ、これは自分には食べれない食事だ」とわかっていて寄ってくることもないのだが(食材に自分の好みのものがあれば、ぜったいに近寄ってくる)、そのうちにゆっくりと、また和室の方に移動しようとするのだ。それでわたしのそばをすり抜けるときには、わたしにつかまらないようにスピードを上げる。わたしが寝るときには「遊ぼうよ~」とやってくるニェネントだけれども、ふだんはわたしのことは「動く障害物」とでも思っているようだ。
 そんなニェネントを、わたしのそばをすり抜けるときにつかまえる。ニェネントは「ニャ~ッ!」となくのだが、そこまでにわたしに抵抗するわけでもない。「わたしゃ今遊びたい気分じゃないんだよ!ただ押し入れに行きたいのよ!」という感じだろうか。抱き上げてもまたちがう感じで「ニャ~ッ!」となくのだが、夜わたしと遊ぶときの甘えたような「ニャ~」とは声がちがう。まあ、「遊びたい気分じゃないのならしょうがないね」とリリースしてあげる。

 ニェネントがいなくなって、わたしはひとりで今日も「Gyao!」で無料配信の映画を観る。今日はイギリス映画『否定と肯定』という、ホロコーストの真偽をめぐってじっさいに行われた裁判を描いた作品を観た。「ホロコーストが現実に起きたなんてあったりまえのことじゃない! 当時の生き残りの<証人>もいるし!」というのではなく、きわめて理性的に、ホロコーストを否定する側の記述の矛盾を突き崩していくことで、否定派の言い分を否定していくという方法。感情的になってはいけないのだ。