ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-08-09(Sun)

 また、いつも見る夢のヴァリエーションを見た。つまり、長い長い家の中に「おみやげ屋」が並んでいて、わたしはその建物の中の階段を上ったり下りたりするけれども、たいていの場所に「おみやげ屋」があるのだ。
 今日の夢ではわたしはまずどこかの駅にいて、バスに乗って移動しようと思っているのだけれども、バスに乗るとわたしは自分では座りたくない席、真ん中のドアのすぐ後ろの席に座ってしまう。「この席はイヤだなあ」とは思っているのだが、考えてみると目的地まではバスに乗る必要もない近くで、次のバス停でバスを降りた。
 そのバスのドライヴァーはわたしの知り合いのF氏で、わたしといっしょにバスを降りて待合所でタバコを喫い、わたしと少し話をした。そのあとにいつもの夢の光景があらわれ、まるで鉱山によくあるような、坂の斜面に細長く建てられた建物、緑色の屋根をしたその建物の中に入っていく。やはり「みやげ物屋」が並び、一階の奥には薄暗いスペースにお餅とかの正月用品が置かれていた。

 夢はまだまだつづくのだけれども、どうしてわたしは、この「同じ光景」の夢ばかりを見つづけるのだろうと、いぶかしく思う。まったく現実には知りもしない光景だというのに。

 8月になって急に「真夏」になり、朝起きてすぐはまだそこまで暑くはないのだけれども、エアコンなしではそのうちにすぐに暑くなる。このごろニェネントは和室の押し入れの中にこもっている時間が長い。多分、その押し入れの中がこの家でいちばん涼しいスポットなのだろう。ニェネントのためも考えて日中はずっとエアコンをつけているのだけれども、あんまりエアコンの効いたリヴィングに出てくることがない。ひとつには、毎日ニェネントの鼻に薬を塗りつけるわたしを嫌がってのことかもしれない。たまにリヴィングのそばのキッチンに出てきていても、わたしがニェネントの方に動くと和室に逃げていってしまうのだ。ニェネントの「鼻の黒ずみ」はずいぶんよくなったけれども、「あと一息」だ。

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 今日も仕事は休みで、3連休の中日。朝から映画でも観てみようと、「GYAO!」で無料配信されている『人生はビギナーズ』という映画を観た。ユアン・マクレガー主演で、そのお父さん役をクリストファー・プラマーが演じていて、彼はこの作品でアカデミー賞助演男優賞を得ているという。まったく知らない映画だったけれども、「どうだろう?」と観てみた。
 ‥‥これがなぜか、わたしはハマってしまって、そのさいしょから終わりまでずっと、涙をハンカチで拭きながら観るのだった。う~ん、ひとつには、わたしは動物の出てくる映画には弱いのだな(まあそれだけの理由ではないけれども)。この映画では「アーサー」という、ジャック・ラッセル・テリアの犬にヤラれてしまった。それでわたしは評判の『ボブという名の猫』という映画を観たら、きっとずっと号泣してしまうのだろうなと思った。

 夕方、涼しくなるころを見はからって、6時半ぐらいに近所のコンビニに買い物に出たけれども、もう西の空では日が沈んだあとだった。まだきれいな夕焼けが残っていたが。

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 朝のテレビではこの日の「日の出」は4時55分だと言っていた。もう、わたしが仕事に家を出るときは日の出前の時間になってしまった。まだその時間でも明るいけれども、じきに暗くなり、そうすると来年の3月、4月ぐらいまでは真夜中のような暗闇の中を家を出ることになるのだ。

 夜はまたナボコフの『目』を読み、そのほかにローラン・トポールの『カフェ・パニック』をちょろっと読んだりした。