ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-07-03(Fri)

 今日は仕事を終えたあと、国分寺の「てんかん」専門のクリニックへの、三ヶ月に一度の定期通院の日だった。今日は特に検診というものもなく、ただ処方薬をもらいに行くだけのような通院。三ヶ月前の通院は「慢性硬膜下血腫」から退院してすぐのことで、思い出してみればそのときに今までのさいごの「外食」というものを、国分寺の中華料理店でとったのだった。実はぜんぜんおいしくはなかった記憶がある。

 時間的には外食しなければならないだろうというスケジュールなのだけれども、今は意地でも「外食はしないぞ」というモードなので、またコンビニでおにぎりを買って、駅前の休憩スペースで食べて昼食にした。
 まだクリニックの予約時間までたっぷりの時間もあるし、国分寺に向かう途中に三鷹で途中下車してお気に入りの古本屋に立ち寄った。この古本屋は画集や展覧会の図録にいつも興味をそそるものが置かれている。その他、自分の興味のある棚をじっくりと見て、2005年の「レオノール・フィニ展」の図録、『HENRY DARGER'S ROOM』という、ヘンリー・ダーガーの部屋を撮影した写真集、そして『ナボコフ書簡集1』の3冊を買った(ナボコフ書簡集の表紙は若き日のナボコフの写真で、それがけっこうトッポくって笑える)。

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 それでクリニックの近くで預金をちょっと下ろし、記帳してみると、自分では先日コンビニで払い込んだはずの「健康保険税」がまた引き落とされていて、「どういうことだ」と思う。

 クリニックでの診察というか問診もちゃっちゃっと終わったが、わたしが今勤め先から提出するように言われている「勤務に就いても大丈夫」という証明書というか診断書について、「わたしは無視するつもりだけれども」と先生に聴いてみる。
 わたしはこの件で何度も「出してもらいたい書類があるならメールなり手紙なり、文書ではっきり伝えてくれ」と会社に言ってあるのだが、まったくその返事をもらえていない。自分でも「文書で残すとマズい」と思っているのだろう。先生も、「(そんなのは)無視していいですよ」ということだったのでホッとする。

 クリニックを出て、その「健康保険税」の二重支払いについて市役所に電話してみるが、わたしも出先なので、しかとしたことがわからない。とにかくは帰宅してから確認しよう。

 帰路の途中に乗り換えの御茶ノ水駅でちょっと買い物をして、それで帰宅すると6時近くになっていた。ニェネントくんにはごはんが遅れて悪いことをした。すぐにごはんを出してあげ、自分は気になる「健康保険税」のことを自宅に郵送された書類で調べるのだが、なんと、わたしがコンビニで払い込んだのは「市民税」なのだった。大きなミステイク。みっともないことをしてしまった。あわてて外出先で問い合わせるのではなく、いちど帰宅してじっくり調べてからにすべきだった。強く反省した。

 テレビをみると、今日の東京都のCOVID-19新規感染者数はまた増加して124人になったと。感染者の多くは20代30代の若い人たちだという。実は今日、御茶ノ水駅で駅前を歩いていて前から二人の若い男が来たのだけれども、一方の男がしっかりともう一人の男の肩に手をまわしていて、まさに「濃厚接触」という感じだったのだ。二人ともマスクは着用してはいたのだが、どういうことで相手をそれだけ信頼しているのかわからないが、あれでは「マスクをしている」ことなど意味もなく、「若い人たちの新たな感染者が多い」というのは「こういうことか」などとは思ってしまった。今は「親しき中にもソーシャル・ディスタンス」なのだ。

 今日からはまたパトリシア・ハイスミスで、彼女の第一作『見知らぬ乗客』を読み始めたが、あまり読み進めることもできなかった。