ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-06-07(Sun)

 さて、昨日買った『ハーメルンの笛吹き男』をせっせと読んでいるのだけれども、ちょっと今日中には読み終えられそうもない。それで面白いことに気づいたのだけれども、この文庫版『ハーメルンの笛吹き男』に巻かれた「手書きPOP」風の帯だけれども、思い出してみれば、前に買ったオーウェルの『一九八四年』の帯と同じ趣向というか、その文字のクセとか色の使い方からも、同じ人の書いたモノではないだろうか。一方は「ちくま文庫」、一方は「ハヤカワ文庫」と会社は異なっているのだけれども、どちらも同じ広告会社に発注したのだろうか。

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 ぐうぜん、この2冊を自分で持っていたので気がついたけれども、意外ともっともっとたくさんの文庫本、もしくは書籍がこの「手書きPOP」による帯を巻いているのかもしれない。ヒマだったら大きな書店に行ってみてチェックしてみたいところだけれども、わたしはヒマではないのでそういうことはやらない。

 昨日の夕食の話だけれども、先日買った「鯖の茶漬け」というのが、パスタにも合う味なのではないかと思って、昨夜はただシンプルにパスタだけのところにその「鯖茶漬け」をのっけてみた。これは予想したとおりにかなり美味だった。「鯖茶漬け」にはかなりの量の黒胡麻も入っていて、このプチプチした舌ざわりがパスタにぴたりだったし、メインの「鯖」をほぐしての食感も、こういうイタリアンと和食のマッチングとしてイイ感じだった。これからも時々やってみようと思うのだった。
 それで、関係ないのだけれども、先日ネットで「トマトは冷蔵庫で保存する必要はない」と書かれているのを読んで、まあ野菜類には冷蔵庫に入れる必要のないもの、入れない方がいいものがあることは知っていたが、「トマトを冷蔵保存する必要はない」というのは知らなかったので、しばらく前にそんなトマトを外に出しておいたところ、今日見たらすっかり傷んでしまっていた。「なんということだ! わたしはだまされたのか!」と、もういちどネットで検索してみると、冷蔵庫に入れなくてもいいのは冬のあいだのことで、それ以外はしっかり冷蔵保存しなくてはいかんとのことだった。つまり、冬のあいだだって冷蔵保存したければすりゃあいいわけで、一年中「冷蔵保存」で間違いではないのだった。わたしもつまらないことで騙されてしまうものだと、改めて反省したのだった。

 ニェネントの左眼の目尻の「ただれ」は一度「かさぶた」になり、そのあと「かさぶた」が取れ、まだ若干赤くなってはいるけれども、このまま自然治癒していくのではないかと思える。
 夕方からは「GYAO!」で、ユーリー・ノルシュテインの『霧につつまれたハリネズミ』を観た。こういう名作をたとえネット配信でも高画質で手軽に観ることができるのはうれしいことだけれども、「GYAO!」の大きな欠点は、不意に勝手にコマーシャルが挿入されてくることで、これはオミットするまでもない15秒ぐらいのものだし、もう我慢するしかないのだけれども、もうちょっとセンスのあるコマーシャルに出来ないものだろうかと毎回思う。
 いちばん頻繁に流されるのはSEGAのゲームのコマーシャルで、シリアスなドラマを観ている人間がどれだけそういうゲームに興味を持つものか、判断がつかないのだろうかといつも思う。逆にわたしの中にはSEGAという会社への反感ばかりがすくすくと育っていく。
 最近のもっとひどいコマーシャルはSoftBankのもので、わたしの好きではない松本人志が出てくるし、そもそもが笑いを取ろうとしているらしいのだが、「アグリー」でうんざりしてしまう。まあ「無料で映画とか見せてやっているのだから我慢せい!」というのだろう。それはガマンはさせていただきますけれども、その度にスポンサーへの反感ばかりが強くなってしまうようなことでいいんでしょうかね、などとはいつも思うことである。