Stay Homeもついに終了してしまい、今日から仕事である。いったい職場がどのような状態になっているのかもわからないので、用心して4時40分という早い電車に乗ることにした。もう2ヶ月以上仕事に出ていないわけだけれども、こんな時間もすっかり空は明るくなってしまっていた。
電車は意外に混み合っていて、これは3月のわたしが通勤していたときと同じ、いや、それ以上の乗客が乗っているのではないかと思った。まあたいていの人は今日ぐらいには自宅待機かが解除されて通勤するようになっていることだろうけれども、それにしても混雑している。
思ったのだが、みんな電車の混雑をきらって、「早い時間なら混雑度も低いだろう」と、それまでの通勤時間をシフトして早めた結果なのではないかと思った。でもちょっとおかしかったのは、電車内では皆さんそれなりに他の人との距離を取ろうとされているように見えたのだけれども、電車を降りてエスカレーターに乗るときは、前後の人との適切な距離などおかまいなしに、ぎっしり詰めて乗っていらっしゃるのだった。まあ短時間だからいいや、というところなのだろうか。わたしは運動も兼ねて階段を使うのだったが。
勤務先に着いて仕事に取り掛かるが、多少感染に気をつかって面倒になった部分と、前よりもずっと楽になった部分とがある。「これからどうなるか」は、しばらく様子をみなければわからない。
仕事を終えての帰り、駅から自宅への道では雨だった。駅のそばの空き地には、シロツメクサとアカツメクサ(ムラサキツメクサ)とが並んで咲いていた。アカツメクサも写真を撮ったのだが、ピンボケで失敗だった。
わが家が近くになり、「はたしてニェネントくんはお出迎えに出てくれるのだろうか?」と思ったのだが、ドアを開けると三和土のところにニェネントが降りてきていて、グルグル回ってるのだった。
部屋に入って落ち着くとニェネントがわたしのそばにやってきて、わたしの顔を見てにゃんにゃんとなく。これは何を言っているのかわかる。また、「あんた、わたしを置いてどこへ行ってたんだよ!」みたいなことだろう。
それでそのあとはニェネントもわたしにべったりで、きっとわたしの久しぶりの出勤で寂しかったのだろう。明日からもわたしは仕事に出るのだけれども、早く慣れてくれなくては。
労働基準監督署からの通知がきていて、先週末に振り込まれていたのはわたしの3月分の賃金補償分だった。保険給付分として基本賃金の60パーセント、そして特別支給として20パーセント、合計本来の賃金の80パーセントが支給された。
わたしは「ひょっとしたら労災認定されないかも」ともおそれていただけに、「これで認定された」と、ホッとした。次には療養費が振り込まれることだろう。
夕方には「GYAO!」でノルシュテインの『アオサギとツル』を観た。次は『霧の中のハリネズミ』、そしてさいごに名作『話の話』だ。ゆっくりと観よう。