ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-05-14(Thu)

 Stay Home38日目。このところ、発表されるその日のCOVID-19感染者の数がかなり少なくなり、そろそろ「緊急事態宣言」も解除するのではないかという空気だが、そもそもの感染を判断するPCR検査の数が圧倒的に少ないらしく、1日に百件に満たない検査しかやらないで「感染者数がこれだけ減った」とやっているらしいので、感染者が減ったなどということはにわかに信じられない。そもそもそんなPCR検査の徹底を含めて、政府は何らのCOVID-19対策を講じているとは思えず、今「緊急事態宣言」の解除をやるといってもまったく安心はできない。これで皆がテレワークや自宅待機をやめてまた出勤し始め、満員の通勤電車になってしまえば、第二のCOVID-19禍が起きるのではないか。そもそも東京都の感染者の多くは感染経路が不明だったわけだけれども、普通に考えて通勤電車の中で感染したのでないかと思えるではないか。
 わたしもそうなると仕事が再開されるわけだろうが、まあわたしが通勤する時間はほぼ始発電車の時間だから、それほどまでに車内は混み合っているわけではない。わたしはいつも車両のいちばん隅の座席に座っているし、ただとなりに座る人、前に立つ人との距離を取れないだけなのだが、それでも神経質にならないわけではないだろう。

 今日も夕方から安倍総理の記者会見があり、けっきょく明日から首都圏、北海道など8都道府県を除く39県で「緊急事態宣言」は解除されることになった。残りの地域も21日にも再検討する意向だという。わたしは先に書いたように、今のようにPCR検査の数を増やさないままならば感染の実態はまったく不明のままだし、こんな状態での「緊急事態宣言」解除は危険だと思う。安倍内閣はただ経済のことだけを考えているのだろうし、もうひとつの安倍首相の「夢」、来年夏のオリンピック開催にはこれ以上もたもたしてはいられないとの思いもあるのではないだろうか。またも安倍首相はワクチンのことを語り、開発の進んでいるレムデシベルやアビガンを、さもや特効薬として確定されているかのごとくに語るのだが、これらの薬品はまだ治療効果がしかと確認されているわけではない。しかも、PCR検査も満足に実施できない状態で、どうやって感染者を特定してワクチンを投与しようというのか? PCR検査をしっかりと、前に語ったように1日2万件実施してこその「ワクチン」ではないのか。首相は新しい検査法のことも語っていたが、まずはPCR検査をしっかりと実施すべきである。さもなければ新しい検査も空手形に終わるのではないか。
 オリンピックのことを考えれば、たとえ仮に日本だけがCOVID-19のまん延を抑え込めたとしても、アメリカ、ロシアはまだ先の見えない状態にあるし、ヨーロッパの多くの国もアフリカ諸国もまだCOVID-19はまん延しているし、いちど抑え込んだと思われた地域で再感染が拡がってもいる。こんな状態で世界中の国からおおぜいのアスリート、関係者、観客を東京という狭いエリアに集合させることは、たとえそれがまだ1年以上先のこととはいえ、危険だろう。それこそ東京オリンピックが大規模な「クラスター」の中心になってしまう。
 まあ今では多くの国が「オリンピック不参加」を考えていると思えるし、じっさいのところ早く「オリンピック中止」を打ち出し、無駄な経費を削減してCOVID-19対策にまわすべきであろう。東京オリンピックは中止すべきである。

 今日は昨日までのように気温も上がらず、エアコンのお世話にもならなかった。今日もまた一歩も外に出ず、「ひきこもり」生活になった。一日部屋でゴロゴロして、あまり読書もせずに過ぎてしまった。

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 このStay Home生活の最初のうちは、アルコールを摂取しなくなったこともあって口寂しく、やたらとスナックとか食パンとかを食べまくったものだったが、この一週間ほどは落ち着いてきたというか、そういう間食をほとんどしなくなった。おかげでパンケーキを焼くこともすっかりご無沙汰である。今日は昼に「サラメシ」という番組を見ていたら、故永六輔氏が生前に愛好したという「目玉焼きご飯」というのが紹介されていて、それはめっちゃ簡単につくれるし経済的なので、夕食にやってみた。ちょっとひと味足りない気配だったが、ネットで「目玉焼きご飯」のレシピを検索してみると、なかなかにたくさんのレシピが上がっていた。ちょっと調べて研究し、またトライしてみようと思う。