ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-04-07(Tue)

 今日の午後にでも「緊急事態宣言」が出されるらしく、今日か明日から5月の連休まで1ヶ月継続されるようだ。もう午前中からすでにこのことは「周知の事実」となっていた。

 昼前に、会社の方から電話があった。予想していたことではあったが、「わたしの勤務先のビルが緊急事態宣言を受け、5月6日まで閉鎖されるので、自宅待機となります」ということであった。わたしの勤務するビルは普通の企業ばかりが入っているわけではなく非営利団体なども多い、ちょっと特殊なビルなわけで、「閉めちゃうこともありうるな」と思っていた。
 わたしは来週から仕事に復帰しようと思ってはいたのだが、そうじゃない。わたしの休みはあと1ヶ月延長されることになった。まさに、特に海外で言われている「Stay Home」の生活が始まることになってしまった。ちょっと今、すぐに自宅待機中の賃金のことを聞くこともできないだろうという気がして、「わかりました」ということで電話を切った。

 けっこう多額だった入院費も払ったばかりで、その「高額療養費」の自己負担限度を超えた分の払い戻しも2~3ヶ月先になるということもわかったばかりだし、労災の保険給付もそのくらいかかるという。いや、わたしの手元にある提出書類はまだ提出していないし、安全を考えたら緊急事態が解除された5月になって提出すべきだろうか。そうすると給付はさらに遅れるだろうし、郵送処理は可能なのだろうか? このことは会社に聞いてみなければならない。
 そして「損害保険」の方も、ちょうど昨日に、交通事故の時の病院、そして今回入院した病院への調査の「同意書」を送付したばかりで、つまりこれから年末の交通事故と今回の傷病との「因果関係」の調査が始まることになるわけで、仮にこれから先、因果関係が認められて損害賠償金、慰謝料が払われることになったとしても、やはり2~3ヶ月は先のことになるだろう。

 途中で入院した3月分の給与はとうぜんいつもより少ないし、4月の給与は最悪ゼロ。つまり、4月~5月(6月も?)の収入はあてにしない方がいい。それで今の預金の残高でやって行くことになるのだけれども、まあやって行けることはやって行ける。そして夏まで耐えれば一気にプチ・リッチになれるだろう(笑)。

 そうか、いいだろう。わたしは東日本大震災のときにスーパーにものがなくなった時の体験から、普段から非常時のために食糧を備蓄するようにしている(風呂の水も次に入るまで流さないで貯めている)。その非常時が「いま」なのだ。
 今備蓄している食糧は、これ以上何も買わなくても優に2週間分はある。うまくやりくりすれば緊急事態が解除されるという連休までの1ヶ月、買い物をしなくてやって行けるかもしれない。ならば金もないことだしこれから1ヶ月、どこまで支出を抑えられるかやってみよう。
 しばらくつづけてつけていた「金銭出納帳(家計簿)」、入院時や退院後の混乱で、もうどうでもよくなってしまってつけていないのだけれども、この非常事態の1ヶ月、しっかりつけてみようと思う。もう外に出かける用事もないだろうし、水道光熱費を別にすれば1万円以内の支出で収まることだろう(もっと、はるかに少ない額で済みそうだ)。緊急財政、何だか面白そうだ。サヴァイヴァル・ゲーム感覚でやってみよう。
 まあ5月の連休明けから通常の日常に戻ってからの支出こそ問題ではあるけれども、それはやって行ける。さあ、今日からはじめよう。

 さて、もうひとつ、月にいちど通院している内科のクリニックがウチの近くにあり、もう処方された薬もなくなるので行かなければならない。こわいのはいつもこのクリニックは待合ロビーが混み合っていて、1時間ぐらい待たされることで、ちょっと今日行ってみてロビーを見て、あまりに混み合っているようなら処方箋だけ出してもらおうかと思い、夕方から行ってみた。
 意外なことに、ロビーには2人の人しかいなくて、あとはクリニックの職員の方々がロビーの掃除や消毒をやられていた。これは「緊急事態宣言」のために診察を求める人が減ったのか、もともとこの時間帯はこんなものなのかはわからない。とにかくは診察してもらうことにした。
 担当医の先生に先週まで入院したという話をして、「年末の交通事故の後遺症だと思うのですが、慢性‥‥」と言いかけたら、「慢性硬膜下血腫ですね」とすぐにおっしゃられ、その頭部のケガとの因果関係、症状など、実に詳しくご存知だった。
 診察はちゃっちゃっと終わり、会計をして処方箋をうけとるとき、職員の方から「大変でしたね」と声をかけられ、「そちらも今は大変ですよね」などとしばらく話をした。やはり自分がCOVID-19に感染しているのではないかとクリニックに来る方は多いらしい。クリニックの入り口には「コロナウィルス感染を疑う方は、ロビー内に入らずに外で呼び出して下さい」というようなことが書かれていて、もしもクリニック内に入られた方がじっさいにCOVID-19に感染されていたとしたら、それは大変なことになるわけだ。そのことでの苦労はいろいろとおありのようだった。

 帰宅して夕食。今夕は野菜炒めと玉子焼き。
 今夜は満月で、この満月は1年でいちばん月が大きく見える「スーパームーン」というものだということ。
 実はわたしは先日の大片付けで、押し入れの奥にカメラ用の三脚があるのを発見していた。おおむかしに買ったものだろうが、ほとんど使ったという記憶もない。それで今持っているデジタルカメラは、暗いと自動的にシャッタースピードが落ち、夜などに撮影しようとすると「手ぶれ」する。では、この三脚を使おうではないかとデジカメをセットして外に出た。ちょうどウチの建物の入り口から見上げると真ん丸な明るい満月が見え、道路とかに出て行かなくても撮影ができる。三脚をセットしてズームをほぼ最大限にして、明度をいちばん下まで落として撮影してみた。
 三脚のおかげで「手ぶれ」はなくなったが、それでもカメラの性能で絞りが絞り切れないのか、シャッタースピードが調整できないゆえか、写された月は真っ白の円盤になってしまった。月のクレーター模様を写したかったのだけれども、ダメだった。もういちどこのデジカメの仕様を調べてみよう。

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 またこの夜は安倍首相の「緊急事態宣言」の記者会見もあったのだが、長くなったのでこの件はまた明日。