ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-03-23(Mon)

 ようやっと、夕方に担当医との話が出来た。わたしとしては「待ちに待った」というところだったわけだが、先に書いたように、じっさいには手術の翌日には面談していたのだった。いちおう順調な回復ぶりだということだが、退院できるのは来週になってしまうようだ。「それでは金曜日ぐらいに一時退院して、ウチにちょっと帰って来てもいいだろうか?」と聞いてみたら、いいでしょうということだった。
 ついに点滴も終わって、いつもいつもわたしにつきまとっていた点滴のポールともお別れした。今日一日は病室から出るときには看護士の付き添いは必要だが、明日からはフロア内は自由に動けるようになるということ。

 こうやってわたしが病院に隔離されているあいだに、外の世界でのCOVID-19の蔓延ぶりは酷いことになっていて、今はイタリアやスペインでまさに爆発的に感染者が増加している。それでも日本の安倍首相は予定通りオリンピック・パラリンピックを7月末から開催するつもりでいるらしい。どう考えてもぜったい無理なことで、アメリカのトランプ大統領でさえ、オリンピックは延期すべきだと言っている。とにかくはCOVID-19に関する報道をケータイで追いかけてばかりいる日々だ。

 今日の昼食は「天ぷらそば」だった。もちろん温かいわけではなく、お椀に冷たいそばがぼそっと盛られていて、別に海老天があって、別のお椀のおつゆで食べる。まあ「ざるそば」がお椀に入っているような珍品というか、それでも不味いというわけでもなかった。

 この「慢性硬膜下血腫」が年末の交通事故の後遺症ということなら、あのときの損害保険会社に損害賠償を訴えておくべきだろうと、うまい具合にケータイに過去のメールのやり取りが残っていたのでメアドがわかり、今かくかくしかじかで入院していることを伝えた。夜になって返事が来たが、そこにはお見舞いの言葉と「お大事に」と書かれているだけだった。そもそも、わたしが今回の入院と交通事故との因果関係を書かなかったことからの反応だろうが、よく考えたら年末の交通事故に関しては、1月に示談が成立しているはずだった。調べてみると「示談成立後の請求は基本的には不可能」ということだったが、こうやってあいだを置いての後遺症、その因果関係が証明できれば、示談は覆すことも出来る可能性はあるということだった。もういちど、年末の交通事故の後遺症と考えられるので、診断書を送付したいということをメールした。