ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-01-24(Fri)

 金曜日。天気もいいし、左足の痛みもずいぶんと楽になった。今日は「引きこもり」を脱して、仕事のあとは「お出かけ」してみようと思う。映画を観に行くか(今観たいのはポン・ジュノ監督の『パラサイト』)、東京現代美術館に『Dumb-Type展』を観に行くか、それとも気になる上野の都美術館で先週から始まっている『ハマスホイとデンマーク絵画展』を観に行くか考え、やはりハマスホイを観に行くことにし、その前に湯島駅から上野公園まで歩きながら、以前は千駄木にあって今は池之端に移転している古本屋に行ってみようという計画にした。

 仕事を終えて、まずは職場に近い「日高屋」で、いつもの「とんこつラーメン」を食べる。やはりこの店は「とんこつラーメン」に限る(イカ揚げに半餃子と瓶ビールという「一杯コース」もいいが)。
 食事を終えて某古本量販店に立ち寄り、DVD売り場に行くと、なかなかに食指をそそる作品が安値で売られていた。「あれもこれも」買いたいとは思ったけれども、とりあえずはスコセッシ監督の『グッドフェローズ』、コーエン兄弟の『ファーゴ』の2枚を買った。『グッドフェローズ』は、スタッフ、キャストらによる音声解説が楽しみ。
 DVDを買って出ようとすると、店頭のエサ箱に小栗忠太郎の『二十世紀鉄仮面』の文庫本が放り込まれており、ついつい買ってしまった。

 メトロに乗り、湯島駅で降りてテクテクと歩く。目指す古本屋へたどり着くが、見た感じは千駄木時代の店構えとほとんど同じに見える。店内を見て回り、「松本竣介展(1986)」の図録と、「ベルギー象徴派展(2005)」の図録とを買う。最近よく行く三鷹古書店に比べて、ちょっとばかり高いのではないかと思う。店の中も、三鷹古書店の方がずっと整理されていて清潔だ。三鷹がもっと近ければいいのにと思う。

 池之端から不忍池を渡り、寛永寺の弁天堂。途中の池には鴨やオオバン、そしてユリカモメらが、場所をうまく棲み分けてたゆたっているのが見られた。ウチの近くの手賀沼とはまたちがった光景。近くに寄っても逃げようとしないユリカモメがかわいかった。

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 不忍池を横断し、上野公園へ入り、目的の都美術館へ。

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 観たかったハマスホイの作品は40点ほど。堪能。メガネがないことで鑑賞を心配したのだけれども、そもそも多くの作品が「ピンぼけ」みたいな視線で描かれていて(笑)、心配はなかったのだけれども、ただ作品に添付されているキャプションを読むにはかなり近づかないとならないのだった。
 ちょっと図録には不満もあったのだけれども、とにかくはハマスホイ作品がすべて掲載されているわけだし、けっきょく買わないわけにもいかずに購入した。

 帰りはどこかで「美味いもの」でも食べて帰ろうかとは思ったのだけれども、今日はいろいろと散財したし、やはりニェネントくんにいつまでも留守番させてもかわいそうになり、上野からチャッチャッと帰宅したのだった。