夜中に、ニェネントが寝ているわたしの胸の上に乗ってくる。「おや、あなたはケガをしていますね」と言うので、「そうなんだよ」とニェネントの背中をなでてやると、「ゴロゴロ」と、のどを鳴らしてくれる。
ネコの「ゴロゴロ」には、いろいろと治癒効果があるともいう。ニェネントはわたしを治癒してくれようとしたのだろうか。ありがたい。
いつもはわたしがニェネントの「親」の役割なのだが、今夜のニェネントは、わたしの「お母さん」代わりをやってくれたのだろう。「家族」なのだなあと、改めて思うのだった。
朝目覚めて、頭痛も腕の痛みも少し緩和されたようだが、首、そして腰の痛みは相変わらずで、起き上がるにはやはり、左手で頭を持ち上げて、右腕で身体を支えてやってゆっくりと起き上がる。
やはり何だか頭がしっかり働いていない感じもあって、あれこれと増えてしまった飲み薬を飲むのを忘れてしまったりしている。
今日は、昨日スポイルしてしまった内科クリニックに行かなければならない。受付開始時間をちょっと過ぎて行ってみたら、すでにかなりの人が診察を待っていた。どうやら「風邪」もしくは「インフルエンザ」で診察を受ける人も多いようで、熱のある人は離れた区域で診察待ちされていた。
今日はわたしは胸部レントゲン、採血検査、心電図検査と尿検査などをやる日だったらしく、「うへ～っ」という感じではあった。まあ先に「先日、交通事故に遭いまして」ということは話しておいたけど、特に「心電図検査」でいちど横になり、検査が終わって起き上がるのが、例によって大変だった。
病院の帰りはちょっと足を先に伸ばして、スーパーで買い物をする。すっごい久しぶりに「みかん」を買い、それにレトルトの「おでん」を買い、ウチに残っているダイコンやジャガイモなどを追加してやって、今夜は「おでん」にしようと思うのだった。
帰宅して昼食はパンでかんたんにすませ、そのあとはテレビの大河ドラマ、『いだてん』の最終回、再放送を観た。わたしは毎回毎回きちんと観ていたわけではないけれども、金栗四三をメインに、さまざまなアスリートらのドラマをつなぎながら、この１９６４年の東京オリンピックのクライマックス、大団円へと、実に面白いドラマだった。
そのあとは勤め先に連絡し、火曜日までは休むことにして、「ゆっくり休むぞ」ということで、寝るまでダラダラと過ごすのだった。
