今日も晴天で昼は寒くない。それでもニェネントは「寒いねー」と感じているらしく、わたしが仕事から帰るとベッドの布団とか毛布の中にもぐりこんでいて出てこない。しばらくわたしがリヴィングでごちゃごちゃやっていると、「お、アイツも帰って来たのか!」てな感じで、ベッドのある和室から這い出してきてわたしのまわりでゴロゴロしはじめる。それでもわたしがちっとも相手にしないせいか、「なんだ、つまんないの!」というところで和室に戻って行ってしまう。
今日はそんな、和室のキャットタワーの上でくつろいでいるニェネントのところに行き、写真を何枚か撮ってみた。
‥‥ニェネントは、思ったより舌が長いのだった。
ニェネントの夕食の時間は、毎日午後4時だ。その頃になるとニェネントはわたしのそばに来て、座り込んで「ごはん」を待っている。そんなニェネントをみて、時計を見比べて「まだ早いよ!」と無視をしていても、だいたい4時に近くなると「もういいか」と思って、ニェネントに「ごはんだよ!」というと、ニェネントは「ごはん」という言葉はわかるようで、ニャンニャンとないて前足を前に大きく伸ばして、大きな伸びをする。ニェネントのひとつのクライマックスだ。それで夕食は「ネコ缶」なので、お皿にネコ缶から出してあげる。ニェネント、がっつく。これがニェネントの夕食である。
そうやって今日はちょっと早くにニェネントの夕食を出してあげ、わたしは買い物に出かけた。
今日の目標は、レタスを安く買いたい。今はどこのスーパーもレタスはひと玉198円ぐらいするが、いちばん北のスーパーならもっと安いにちがいない。そう思って行ってみると、ほ~ら、けっこう大きなレタスの玉が139円ではないか。こういうのが「お買い物」の面白さだ。
あと、「たこ麻辣」という、小さな訳の分からないパッケージが置いてあって、量は少ないのだけれども100円ぽっちなので買ってみた。
これが、酒のおつまみとしてけっこうイケる感じだったし、これでご飯も進みそうだった。ときどき買ってみようと思った。
スーパーの前の道路から西をみるとちょうど日暮れ時で、その陽が沈んでいくところに富士山の影がみえた。わたしの住んでいるところから富士山が見えるスポットというのはまずなくって、駅の階段を上がって降りるところから振り返ると見えたことがあって、「ここからも富士山は見えるのか」と思ったものだったけれども、そのスポットは鉄塔がそばにあってあまりいいスポットではない。今日見えた場所もそれほど絶景ではないし、富士山も裾野の拡がりが見えないからあまり「おお!富士!」という感じでもない。でも、この富士山が見える坂道はやはり、「富士見坂」というらしい。