読んでいた中島敦の岩波文庫は全部読み終えて、ここにその感想も書きたいところだけれども、それぞれの作品について感想を書いていると全体で膨大な分量になってしまい、それがわたしの日常生活を圧迫する。このことは今読むのを中断している『カフカ全集』の短編集にもいえることで、そういうことをどのようにまとめようかと思案している。いちおう「読んだ」という感想は書きたいのだが。
今日はついに仕事の帰りにモバイルショップに行き、今までのガラケーをスマホに機種交換した。機種交換の設定とか初期設定で時間がかかるだろうとは思っていたが、だいたい2時間かかった。まあ自分でやればとんでもないトラブルを起こしているわけだから、ありがたいことではある。いちばん懸念していた「電話帳」も、無事にBluetoothか何かで移植できたので助かった。
食事を済ませてなかったので途中でかなり空腹になり、「早く終わらせてくれないかな~」という気分で、さいごにまあ「新規契約」みたいなものだから紙袋に「おみやげ」っぽいものを入れてくれたので、「おお、食べ物か!」とか思ったのだけれども、何のことはない、ティッシュペーパーとトイレットペーパーだった。けっこうケチ臭い。
そう、先に駅のそばのデパートの書店に行き、思いがけなく出会ったアルトーの『演劇とその分身』の文庫本を買ってしまったのだった。
帰宅してさっそくスマホをパーソナライズするわけだが、とにかく閉口したのは文字入力の煩わしさで、「煩わしい」というよりも、今日のわたしには「誤入力」の連続である。おそらくは「慣れ」の問題もあるのだろうけれども、ただひたすら「ストレス」のたまる午後だった。
まあとにかくはこれでカスタマイズ出来ただろう、明日からとりあえずは今までのガラケーの代わりに使用可能だね、というところまで持ち込んで寝る。今夜はニェネントくんの相手もほとんどしないのだった。