また雨だ。１０月は「秋日和」の日がつづいてほしい季節なのに、今年の１０月は連続して台風が来襲し、とんでもないことになってしまった。今日の雨はそんな台風がらみとかいうのではなく、そこまで激しい雨ではなかったけれども、やはり雨は嫌だ。
天気が良くないと、ニェネントも和室に引っ込んだきりで出てこない。今の時期、外が晴れて日が照っているとニェネントもリヴィングに出てきて、窓際で「ひなたぼっこ」するのだが。
先週末から読み始めたミシェル・ウエルベックの『服従』を読み終えたが、この、なかなかに教養にあふれて知識もあるらしいウェルベックという人物の、ディストピア的近未来小説の結末とはこんなものなのか。今日は感想は書かずに明日にする。
ラジオで昨日の早朝（深夜？）に放送された、「ラジオ深夜便」での『絶望名言 中島敦』という番組が、ネットの「聞き逃し配信」というので期間限定でいつでも聞けるようになったのを聞いた。ちょうど中島敦を読んでいるところだし、グッドタイミングだった。そして、中島敦と彼の作品について教えられることも多かった。
ということで、明日からは電車の中では中島敦、仕事場での休憩時間には昨日届いた『クマのプーさん』展の図録を読もうと思う。さすがに、電車の中でいいオヤジが『クマのプーさん』を読むのはこっぱずかしいのだ。
今日は、読んだきりで放置していた中島敦の短編の感想を、まとめて書いておこうか。
