ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-10-27(Sun)

 夜中にふと目が覚めて、「ん?」と横をみると、そこにわたしと並んで寝ているニェネントの姿があった。先日はわたしの足元で寝ていたのだけれども、それはわたしの顔の前で並んで寝てくれる方がうれしい。こういうことはめったにやってはくれないのだけれども、今夜は「ま、いいか」という気分だったのだろうか。

 今日もまた、夜には渋谷で知人の出演するイヴェントがあるのだけれども、渋谷は遠いという気分で、やはり行かないんじゃないかと思う。
 ゴロゴロしながら中島敦を読んでいて、彼がパラオ島に滞在したときのエッセイ風の作品にたどり着いた。
 中島敦パラオに滞在したのは1941年6月からの9ヶ月と、日本が太平洋戦争に突入しようとした時期だけれども、当時のパラオ諸島は日本の統治下だったとはいえ、まだのどかな空気だったようで、中島敦の文章から「戦争の影」を読み取ることは出来ない(わざとそのような視線を避けたのかとも思えるが)。読んでいると、まるで観光地化していないパラオの風土に惹かれるところがあり、「パラオに行ってみたい」とか思ってしまうのだった。
 しかしさすがに中島敦滞在時から80年近くも経っているわけで、今はパラオもすっかり観光地になっているらしい。ただ、日本統治下の日本語教育の結果としてか、多くの日本語がそのまま「パラオ語」化しているらしい。じっさいにどうなのかは知らないけれども、Wikipediaで「パラオ」をみると、ビールを飲む事は「ツカレナオス」、美味しいは「アジダイジョウブ」、混乱することを「アタマグルグル」というらしい。本当なのか。あと、ブラジャーは「チチバンド」というらしく、時代を感じる。(写真は最近のパラオ中島敦も滞在したコロールの市街)

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 今夜は、わたしも「ツカレナオス」して、「う~ん!アジダイジョウブね!」と行きたいところだ。

 玉子がなくなったので、夕方から北のスーパーに買い物に行く。玉子に関してはこの北のスーパーがぜったいに安くって、前はいつも10個93円(税抜き。以下同様)だったのだけれども、この10月からは113円になってしまっていた。そして今日は123円だった。だんだんに高くなるが、それでもまだどこのスーパーよりもずっと安い。あと、これからの季節、「長袖のTシャツ」が欲しいと思っていたのが、このスーパーで398円で売っていて、喜んで買った。

 帰宅してからは、ラグビーのワールドカップの準決勝、ウェールズvs.南アフリカ戦を観戦。わたしはそこまでにラグビーのことをよく知っているわけではないのだけれども、今回のワールドカップで幾試合か観戦して、それなりに面白さのポイントとかはわかる感じになった。わたしの本音としてはウェールズに勝ってもらって、決勝はイングランドvs.ウェールズという「お隣同士・因縁」のぶっつかり合いを期待したところもある。
 試合は今回のワールドカップで見た中ではいちばんの熱戦で、とても面白かった。けっきょく南アフリカの勝利だ。面白いことに、ここしばらくは決勝戦は「北半球」vs.「南半球」という組み合わせがずっとつづいているらしい(まあ、ニュージーランドが強かったりしたし)。