台風は去ったけれども、関東を中心に広い範囲で河川が氾濫して、大きな被害が出ている。報道をみていると、４年前の常総市で鬼怒川の堤防が決壊し多くの家屋が浸水したときを思い出させられるような映像が、あちらこちらで同時発生している。特に長野県の千曲川沿岸地域の被害が大きいみたいだし、まだ台風は去ったばかりで被害の全貌はわからないようだ。
わたしは朝起きて雨戸を開ける。まさに「台風一過」という青空だ。はたしてあたりはどんなことになっているのか心配もあったけれども、水は出ていない。ウチの前のスペースにも、水たまりさえ出来ていない。しかし、ウチの斜め前の家、その前にある鉄骨だけの洗濯干しの台が、歪んでいびつになっていた。そして、その前にあったフェンスが倒れてしまっていた。
これは「風」による被害で、やはり昨夜台風が近づいた時の外の物音を思い出す。この近辺全体がどんな様子なのか見てみたいとも思ったけれども、停電しているわけでもない、断水もしていないわけだから「ま、いいか」と、一日中部屋にこもってテレビ報道を見て過ごした。
