なぜ皆は韓国の人を嫌うのだろう。今起きているのは韓国政府の政策と日本政府の政策との衝突で、そもそもそのことが一般の韓国の人たちに関係することではない。韓国の政策に疑問を持つならば、そのことは韓国政府の政策にぶつければいい。それを、韓国の一般の人にぶっつけ、さらに日本に住む韓国の人たちを憎み、排斥しようとする。これではナチスの対ユダヤ人政策と同じではないか。
自分とちょくせつにかかわっているわけではない、例えば電車の中で隣にいた人が韓国の人だったとして、その人が韓国人だという理由だけでその人を憎悪し、怒りをぶっつけるとしたら異常だ。
今、日本はそんな異常な国になろうとしているのだろうか。この日本では、それぞれの人が「心の平和」を得ようとは思っていないように思える。
憎悪を抱えたまま生きることにどんな未来があるのだろう? でも、そういう「憎悪を抱えた人たち」も、その人生を終えるときに「Is that all there is?」と思いながら息を引き取るのだろうか?