ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-08-31(Sat)

 暑かった8月も今日でおしまいという土曜日。今日もまたふたつのイヴェントに出かけたい。ひとつはもう明日、明後日で終わってしまう『Lifetime クリスチャン・ボルタンスキー』展、もうひとつは同じ六本木の小山登美夫ギャラリーで今日までの『特別展示「首くくり栲象」』展。「首くくり栲象」の展示にはいろいろと映像も上映されるので、4時ぐらいにはギャラリーに行きたい。そうするとボルタンスキーは2時ぐらいに行きたいところ。逆算すると1時前には家を出なくっては。
 ‥‥しかし、昨夜帰宅が遅くなり、寝るのも日付けが変わってからになっていたし、まあ8時過ぎまで寝たとはいえ、疲労はそう簡単には取れなくってだるい。また出かけるギリギリの時間まで、「出かけるのはやめようか」と真剣に考えてしまったが、もうボルタンスキー展は今日観なければ行けそうにないし、小山登美夫ギャラリーも今日が最終日。やはりがんばって出かけるのだった。スケジュールとしては家で昼食をすませて1時前に出発、2時に新国立美術館到着し、ボルタンスキー展観覧に2時間ぐらいかな? そのあと「首くくり栲象」展で、こちらは映像作品がたくさんあるので、けっこう時間がかかる。6時から有料で「Hangman Takuzo」の上映があるので、これを観る。そういう長丁場な予定。

 新国立美術館へ行くのは千代田線だとかんたんで、乃木坂駅を降りるとまるで外に出ないでそのまま美術館の中に入れてしまう。

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 到着して2階の入口へ行くと、チケットを買う人の列が出来ていた。さすが会期最後の週末だけれども、「ボルタンスキー、人気あるのだね」という感じ。「ゆっくり作品を観ることが出来ないかな」と危惧したけれども、さいしょの映像作品をすき間から覗き見しただけで終わらせた以外は、ま、インスタレーション展示ですからね、ゆっくりと観ることが出来た。鑑賞時間1時間ちょい(ちょっと早く観すぎた?)。
 ミュージアムショップに寄って、さいしょの作品「DEPART」とさいごの作品「ARRIVEE」の絵ハガキを買おうとレジに並んでいて、「やっぱり図録も買おう!」となってしまった。予定外の出費だけれども充実した図録のようだったからいい(また読む本が増えたか)。

 次はずずん!と六本木の交差点の方へ向かい、小山登美夫ギャラリーへ。展示されているMさんによる栲象さんの写真を観て、区切られている映写室に入ると、いらっしゃっていたMさんに声をかけられた。ここで2本の映像を観ているとだいたい2時間ぐらい経ち、6時の「Hangman Takuzo」上映時間になった。スケジュール的には「ちょうどばっちり!」というところだった。

 上映が終わって、Mさんから展示されていた栲象さん資料の説明を聞き、「時間があれば飲みに行きましょう」とのお誘いを受け、異存があるわけもないので、Mさんのご存知の近くのそば屋へ行って飲んだのでした。
 Mさんとはいろんな集いでいっしょに飲んだことは何度かあるけれども、差し向かいで飲むというのはもちろん初めてです。わたし的にはちょびっと緊張いたしましたが、アルコールのおかげもあって会話もはずんだし、いろいろと面白いお話を聴くこともできた。わたし、ビール中ジョッキ3杯飲んだだけだったのに、出るときにはちょっと足がふらついてヤバい。同じ日比谷線で帰途につき、霞ヶ関駅でMさんは丸ノ内線、わたしは千代田線とお別れした。「また飲みましょう」と。