ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-08-10(Sat)

 三連休初日。朝はのんびりと、それでも7時前には目を覚まし、FMで「ウィークエンド サンシャイン」を聴く。来週にはウッドストック・フェスティヴァル50周年になるので、この日の放送はウッドストックの特集。最近10枚組のCDがリリースされ、今まで発表されていなかった音源が大量に含まれているそうで、今日の放送はすべてその10枚組CDからの選曲。Grateful Dead、The Band、Blood,Sweat & Tearsなどの初めて聴く音源などに、Crosby Stills Nash & Youngのエレクトリック・パートなども(このときすでにNeil Youngが参加していたのは知らなかった)。やはり刺激的な音(しかし録音状態がいい)で、わたしもこの10枚組CDが欲しくなってしまうのだった。今日の放送はもちろんMDに録音してあるので、夜にも寝るときにも聴いて過ごした。

 昼からツィッターをやっていてふと映画のことを考え、「日本映画の巨匠」といえば黒澤明小津安二郎、そして溝口健二の三人が挙げられることが多かったのに、この頃は溝口健二に触れる人も少なくなったなあ、などと思うのだった。これはひょっとしたら溝口監督が「虐げられた女性の悲哀」を描くことが多く、そういう姿勢が現在の日本のあり方に合わないのではないかとも思った。例えば『浪華悲歌』や『夜の女たち』、そして遺作の『赤線地帯』など、娼婦を主人公にした作品も多い。こういうのは<国策>的に、日本に公娼制度が存在したことを今の人に知らせたくないのではないのか。そんな気がしてしまった。
 そういうことを考えていたら急に溝口監督の作品を観たくなってしまい、YouTubeで検索すると『残菊物語』がフルにアップされていたもので、音をオーディオコンポの方につないで全編観てしまった。

 映画を観終えて、自炊するつもりもないので夕方から我孫子の方まで歩いてスーパー「I」へ行き、お弁当など買って帰った。空の大きな雲が夕焼けに染まり、大きな炎のように見えた。

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