ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-08-03(Sat)

 先日から名古屋で始まっている「あいちトリエンナーレ」の中の企画、「表現の不自由展」に韓国からの慰安婦をモデルにした「平和の少女」という作品が展示されていたことなどから、猛烈なバッシングが始まり、河村とかいう名古屋市長が観に来て「これはまずいんじゃないか」とか言ったり、トリエンナーレ事務局に「ガソリン持って伺いますから」みたいなとんでもない脅迫もあり、ディレクターの津田大介氏は今日になって「表現の不自由展」の公開中止を決定された。
 わたしも「支援」のためには名古屋まで出かけて観て来ようと思っていただけに、ショッキングな決定でもあった。というか、「ついに<アート>の領域まで規制が入って来た」という感じでもあり、「ああ、日本、終わったな」という感想でもある。まあ時間がないのであまりくどくどと書けない。

 今日は近隣の「大花火大会」の当日。わたしのウチは花火大会会場に近いので「打ち上げ音」が強烈で、ニェネントがパニックに陥ることは去年わかっている。だからできるだけニェネントのそばにいてあげて、「大丈夫だからね!」とやってあげる。それがニェネントにどれだけ「なぐさめ」になるかはわからないけれども、少なくともニェネントを放ったらかして自分だけ出かけてしまうよりはいいことだろうと思う。

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 先にスーパーに買い物に行って夕食とかビールとかおつまみとか買って「この夜」に備え、「どうよ!」とニェネントを近くに寄せて、花火の開始時刻を待つ。買ってきたビールを飲むとこれがうまいし、買ったやきとりもおいしい。なんだか自分だけ元気になってしまった。

 ‥‥ついに花火の打ち上げが始まり、ニェネントは驚愕する。追って行って抱き上げるけど、「シャーッ!」とかやって、やはり興奮している。しばらく抱っこしてやって「大丈夫だからねー」とかやるけど、ニェネントを落ち着かせるのにどれだけの効果があっただろうか?
 しかし、ウチはこの花火大会の花火打ち上げ場所二ヶ所のどちらにも近いから、部屋に居ても「打ち上げ音」はステレオというか、部屋の左右どちらからも響いてくる。まあ「雷」みたいなものといいますか、これがいつまでも続くから始末が悪い。
 そのうちにニェネントはわたしのひざの上から逃げ出して、最近の避難所の押し入れの奥に行ってしまう。まあ今のニェネントにはそこがいちばん落ち着ける場所なのだろうから、わたしが妙にかまいつけるよりもいいのかもしれない。

 一時間半ほどで「花火大会」も終了し、「ニェネントくん、終わったよー!」という感じ。それでこの夜はテレビで『この世界の片隅に』が放映されていて、けっきょくそれを最後まで観てしまった。観ているうちにニェネントも押し入れから這い出してきて、「あんた、いつまで起きてるんだよ!」みたいな感じで、わたしのそばでゴロッとしているのだった。そんなニェネントを抱き上げてみると、やっぱりまだ神経がガサついていることがわかったりする。ゆっくり休んで、早く回復してほしいのだ。