ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-07-24(Wed)

 朝、出勤で家を出るときにはけっこう雨が降っていた。それが駅への道を半ば越えたあたりで、雨は降りやまないけれども日が照ってきた。「こういうときには<虹>が見られるんだよな」と思っていたが、駅に着いてホームで電車が来るのを待っていて、ふと目の前の空を見たら、大きな<虹>が見えた。「やっぱりね」というところだが、駅のホームからだから、その<虹>の全体は見渡せなかった。ちょっと残念。

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 昨日はほとんどダメだったデジカメだが、一晩置くと調子が良くなったみたいで前のように使え、上の<虹>の写真もそのデジカメで撮ったのだが、仕事から帰ってチェックすると、またダメになってしまっていた。やはり明日か明後日に買った店に持って行くことにした。

 先日まとめ買いした今村夏子の本も読み終えて(あと、『星の子』をまだ読んでいないのだが)、次は先日買った蓮實重彦の『ハリウッド映画史講義』でもいいのだけれども、しばらく図書館の本を借りていないし、「何か図書館から借りようかな」という気分でもあり、それなら先日古書店で買ったNHKテキストの「100分de名著」の、ハンナ・アーレント全体主義の起源』でも本腰を入れて読みましょうかと、我孫子の図書館のHPで『全体主義の起源』を検索すると、何と、蔵書していないのだった。「基本図書じゃないか」と、ちょっと驚き。それで柏の図書館で検索すると、こちらはちゃんと蔵書していた。
 我孫子図書館にリベラル系の人文科学書の蔵書が少ないことは前からある程度わかっていたけれども、『全体主義の起源』を持っていないというのはかなり情けない。せっかく大きな立派な建物を持っていても、「白樺派発祥の地」などといっても、40万冊の蔵書があるといっても、これではまるっきし先日観た「ニューヨーク公共図書館」にはかなわない。
 それでちょっと気になって我孫子図書館の人文科学系の蔵書を調べてみたのだけれども、ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』もなかったし、なんと、ドゥルーズガタリの『アンチ・オイディプス』も『千のプラトー』も持っていなかった。こ、こ、こ、これはちょっとばかし<驚愕>の結果ではないかと思う。いったいぜんたい、どういう基準で<購入図書>を決めているのだろう?