今日は「燃えないゴミの日」。壊れてしまった古いオーディオ・コンポをゴミ捨て場に出した。わたしは何というか、モノの中にも「魂」というか「霊」とか思ってしまう質なのか、前に長いあいだ使ってボロボロになってしまった炊飯器を捨てるときには、かなり悲しくなってしまい、「今まで長いあいだありがとうね」と思いを込めて捨てた記憶があるのだけれども、今回このコンポを捨てるときにはそんなに思い入れもなく、悲しくもならなかった。どういうところからその「差」が生まれるのだろうか。わからない。
仕事から帰って、久しぶりに、ボブ・ディランなんかを引っぱり出してきて、新しいコンポで聴いていると、そばにいたニェネントがにゃんにゃんと吠えるように啼きはじめ、部屋の中をあっちからこっちへと駆け回るのだった。
‥‥これは、わたしはニェネントの考えがわかるのだ。ニェネントは「わたしはその音楽嫌いだね！やめてくんないかな！」といっているのだ。前にマイルス・デイヴィスをかけたときにも同じ反応だった。そのときはニェネントは部屋から出て行ってしまい、曲をかけるのをやめたらとたんに戻って来たので、「そうか、嫌いな曲だったのか」とわかったのだった。ニェネントはボブ・ディランが嫌いだということがわかったのだ。きっとヘビメタなんかも嫌いなんじゃないかと思うけれども、ウチにはヘビメタはないので（そもそも、わたしもヘビメタは嫌いなので）確かめられない。
デジカメの調子が悪くなった。電源ボタンを押しても電源が入らない。いろいろ試してみて、いちどバッテリーを外してまたバッテリーをセットすると、電源ボタンを押してもいないのに電源がオンになる。おかしい。それで電源ボタンを押すとちゃんとオフになるけれども、次に電源を入れようとしてもダメだ。‥‥そのうちに、デジカメを放置していたら勝手にとつぜんに電源がオンになったりするようになった。どうも電源ボタンのあたりが接触不良になってしまったか。中古とはいえ保証書があるので、買った店に持って行こうということにした。
