ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-07-19(Fri)

 昨日、「京都アニメーション」の放火事件について「妄想」と「ひきこもり」を結び付けて書いてしまったのだけれども、そのことは精神的に傷を持つような人たちへの偏見から書いたことではないつもりなので、そのような読まれ方がされないことを望んでいます。
 けっきょく事件は「京都アニメーション」社員33人が亡くなるという大惨事になってしまった。事件当時に社内には70人ぐらいの社員がいたらしいけれども、そのおおよそ半分の人が亡くなられたということ。こんな悲劇性の強い事件というのもない。ただ亡くなられた方々を追悼し、病院に収容された方々の早い回復を祈ります。

 さて今日は、大崎の美術館でグループ展を開催中のKさんを大崎に訪ね、いっしょに飲む予定。これはもう何年もつづいている恒例の年中行事である。大崎には美術館の閉館の少し前に行き、それまで何か別の行動をとろうと思っていて、Kさんの参加されているグループ展も「日本画」主体の展覧会であることだし、山種美術館での「速水御舟展」を観てから行こうかと考える。この日は晴れていて気温も高いのだけれども、やはり湿度が高い。とても日射しの強い時間帯に外に出る元気もなく、けっきょく大崎に間に合う時間に家を出るのだった。

 そのKさんの参加する大崎美術館のグループ展はいつも一定の作品レベルを維持して、面白く観ることのできる展覧会だったと思うのだけれども、Kさんの作品はまた新しい展開を見せてこれからに期待させられるのだが、今年の展示は全体にちょっと低調だった思いがする。どうも去年出品されていた作家で、今年は出品されなかった方もおられたらしい(わたしは去年、その作家の作品を気に入っていたのだった)。

 6時半になって美術館もクローズし、Kさんと近くの居酒屋へ行く。さすがに天候も悪くない金曜の夜で、どこも混み合っている。去年も行った居酒屋へ行くと店の中は満員で、外のオープンスペースの席を勧められた。それはそれで趣もあっていい。ビルの谷間の空間で眺望がひらけているわけでもないが、夜になって気温も下がったアウトドア空間は気もちが良かった。いろいろと今回の展示の話や美術の話でどんどん時もすぎ、楽しい飲み会になった。

 今日はやはり今村夏子の『あひる』を読み、だいたい読み終えてあと少し。並行して『こちらあみ子』も読んでいる。今村夏子三昧の日々。