ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-05-24(Fri)

 今日はちょっとハード・スケジュール。3時45分から半蔵門国立劇場小劇場での文楽公演『妹背山婦女庭訓』(第二部)を観るのだが、3時45分からということは、仕事のあといちど帰宅してもすぐにまた出かけなくてはならない。なので前から観るつもりだった汐留での『ギュスターヴ・モロー展』を観てからにすればちょうどいいだろう(ということは前に書いたことだが)。

 天気は晴天で、昨日あたりから気温は上昇している。今日は「真夏日」になるだろうという。昼食にラーメンとかを食べると汗だくになりそうなので、今日の昼食はチャーハンにした。JRで新橋へ移動して、初めて訪れる「パナソニック留美術館」という美術館へ行く。単に企業ビルのワンフロアをミュージアムにしただけのスポットで、まあ「美術館」と名乗るほどのものではないだろうとは思った。こじんまりとした展覧会で出展作品数も決して多くはなく、けっこう早くに観終わってしまった(だからといって、つまらない展覧会だったということではないが)。館外で上映されていたモロー関連の映像をゆっくりと観て時間をつぶし、半蔵門へと移動する。
 半蔵門でコンビニに立ち寄り、舞台の休憩時間に食べる夕食のお弁当を買う。文楽公演はこれがちょっとした楽しみというか、まあここは歌舞伎ではないけれども「助六寿司」でキメたいところだったけれども、立ち寄ったコンビニに「助六寿司」がなかったので、おにぎりの詰め合わせのお弁当にする。

     f:id:crosstalk:20190527155418j:plain:w500

 劇場に着くと3時15分ぐらいで、ちょうどいい感じ。ほんとうは先に第一部を観て、それから第二部を観るというのが常識的な当たり前の観方なのは言うまでもないことだけれども、先に先週観たローザスのチケットを買ってあったりしたもので、どうしても先に第二部を観てから、というスケジュールになってしまった。それで今日観る「第二部」は、いきなり「妹山背山の段」という超山場、全体のクライマックスでオールスターキャスト、この段だけで二時間を超えるのである。
 感想は別に書くけれどもやはり強烈な舞台で、見どころ聴きどころいっぱい。終わったところでどっと疲れて、お弁当もおいしいのだった。
 それでそのあとの展開も決して「おまけ」なわけもなく、先ほどの「山の段」とはまた異なったストーリーが展開して飽きさせない。やはり「名作」と評判の作品だけあって、あれこれと面白いのだった。第一部は明後日に観に来るが、それもまた楽しみになるわけである。