ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-05-22(Wed)

 今日は晴れ。仕事のあとに寄り道して新橋で「ギュスターヴ・モロー展」を観ようかと考えたのだけれども、明後日に半蔵門国立劇場文楽公演を観る予定。その公演が3時半から始まるので、いちど家に帰って出直すというわけにもいかない。では仕事のあとに文楽公演までの時間に「モロー展」を観ればいいのではないかと、仕事のあとはまっすぐ家に帰った。

 食事をして日記とか書いたりして、そのあとは漫然とネットをあれこれとみていたら、Facebookにメッセージが届いた。そのメッセージをみてみると、Oさんの顔がどアップで現れた。びっくりした。「これがビデオチャットというやつなのか」というわけだが、Oさんは今我孫子の駅前にいるので会いましょうという。
 Oさんはつまりcrosstalkに参加していただいた美術作家で、「光」を扱った作品で今は活躍されている。その「光」と「鳥の翼」とを組み合わせた作品で「鳥」のことを調べたいというので、わたしが以前に我孫子の「鳥の博物館」のことを教えてあったのだけれども、今年になってOさんから「近々そっちに行くからお会いしましょう」との連絡はいただいていた。
 いきなりの連絡なので(しかも「ビデオチャット」だし)ちょっと驚いたけれども、「モロー展」に行ったり買い物に出かけたりしていなくてよかった。「15分ぐらいで行けるから」と伝えて、我孫子駅方向へ向かう。時間は4時半ぐらい。
 駅のそばでOさんと無事に遭遇。彼女と会うのは何年ぶりになるだろう?と考えたら、去年の「六本木アートナイト」に彼女が作品を展示していたとき、たしかお会いしていたのだった。

 さてそれで、近くのこじんまりした居酒屋に入って二人で飲み始めたのだが、まあ前からぼんやりとOさんのことは「酒に強い人」というイメージはあったのだが、むむむ、この人は「最強」ではないのか。いっしょに飲んでいて、おそらく十年ぐらい前にOさんと飲んだことがちょっと思い出されてきたのだが、そのときも「この人はどれだけ飲むんや!」と思ったのだった。
 いや、わたしだってそんなに酒に弱いわけではないというか、人と一緒に飲んでいて「いけない、オレのペースは早すぎるな」とたびたびセーブしないといけないのだけれども、Oさんはわたしとほぼ同じペースというか、若干わたしより早い。それで果てしなく飲む。それでケロッとしている。ついついわたしもつられてペースが上がってしまったのだけれども、トイレに立つときにちょびっと足元がふらついてしまって、「あららら、わたし、ちょっと酔ってますね!」という感じ。
 ま、そういう酒量の話は置いておいても、Oさんも最近は美術の世界でグングンのして来られていて、各地のアートイヴェントに参加されているし、今は韓国で個展を開催される予定が入っていて、来週にはまた韓国へ行かれるのだという。(わたしだって了解しているけれども)韓国の人たちはまるで「反日」などというのではなくて親しく接してくれるのだけれども、ただ、一日の行動のすべてがサポートされてしまって、プライヴェートな時間がこれっぽっちもないのがつらいという。
 「crosstalkのイヴェントが今思い出してもすばらしかった」などとの賛辞もいただきながら、9時半ぐらいまで、実に5時間も飲みつづけてしまった。そんなに「おつまみ」などは注文していないのだけれども、酒だけで「びっくり!」のお会計ではありました。すっごい楽しかったからいいですけれども。
 もう我孫子に来られることはないだろうというけれども、そのうちに別の場所でまた飲みましょう(こわい!)ということで、お別れした。わたしはそんなにヘロヘロということにもならなかったけれども、まあまっすぐ歩くのはちょっと難しくなっていたかな?(ここまで飲んだのは久しぶり)