先週の『至上の愛』とは比較にならないぐらいに、この日の公演は素晴らしかった。
ひとつには、ただ音にハメて踊っているのではなく(それは『至上の愛』だってそうなのだろうけれども)、身体能力を駆使した「ダンス」から距離があったことかな。身体の動きが思索的だった。それはバッハの音楽との「共振」みたいに受け止められたかな。ここには、単に「身体能力が高ければカッコいいダンス」というところから距離のある、コンセプチュアルな振り付けがあると思った。
今あまり書く時間をとれないのでこのくらいにしておくけれども、感銘を受けた公演だった。