ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-05-17(Fri)

 金曜日。今夜は初台の新国立劇場で「少年王者舘」の新作公演を観る予定。開演は夜7時なので、仕事のあと、いちど帰宅してのんびりして、ニェネントに食事をあげてから出かけようと思う。新宿で買い物もしたいので、4時前には家を出よう。今日のニェネントはちょっと早弁だ。

 新宿三丁目でメトロを降りて買い物をし、また日高屋で夕食をとる。とんこつラーメンを食べながらケータイでテレビを見、大相撲の栃ノ心の取り組みを見た。対戦相手は逸ノ城だ。長い相撲になったが栃ノ心が寄り切って6連勝。去年優勝した時に近い勢いを感じる。大関復帰はもちろん、優勝もしてほしいところだ。

 ちょっと時間があるのでCDでもみようとDISK UNIONに足を運んでみたが、いつの間にか一階の店舗はカフェになってしまっていた。同じDISK UNIONの経営だが、新譜をチェックするところがなくなってしまったのは残念(どこかに移転したのだろうか)。三階の「プログレッシブ・ロック」のコーナーへ行ってちゃっちゃっと在庫を見るが、「ブリティッシュ・トラッド」のコーナーがあるわけではなく、すべてアルファベット順に分散されてしまっているので、知らなかったアーティストのものは見つけにくい。そういうことはお茶の水の店舗に頼ろうか。

 時間があるので、新宿から初台まで歩く。時間は6時過ぎで、仕事を終えて新宿駅へ向かう人たちといっぱいすれ違う。周囲は繁華街からだんだんにビジネス街へと変化していくのだ。

 新国立劇場到着。例年の少年王者舘は下北沢の「ザ・スズナリ」とかで公演していて、そんなときにはけっこう若い観客の姿も多く見かけられたと思うのだけれども、ここ新国立劇場でのお客さんは、なぜか年配のお客さんばかりだ。‥‥ふむ、昔は少年王者舘を観たものだというお客さんや、少年王者舘の名前は知っていたけれども観たことはないという「新国立劇場」のコアな観客の方々が集まった、というところなのだろうか。
 わたしはチケットを買う時期を逸してしまったので、今回は「最後列から2列目」というところ。どうやら当日券Z席(すっごく安い)が売られているようで、「これなら当日券にすればよかった」とも思うのだった。

 感想は別に書くけれども、今までにない奥行きのある舞台で今までにない大ぜいの出演者による舞台に感銘を受けたし、作/演出の天野天街氏にはめずらしく、今の日本に危機感を持つような作劇ではあったのではないかとは思った。

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 とにかくは久々に気もちよい観劇ではあったし、「ちょっと一杯」寄り道しようかとも思ったのだけれども、時間はもう9時半になっているし、おとなしくウチに帰ることにした。
 自宅駅からウチへと歩きながら夜空を見上げると、これは満月ではないかという丸い月が、明るく輝いていた。

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 帰宅してもしばらくは眠れず、いつまでもテレビを見たりパソコンを覗いたり、という夜にはなった。