ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-04-26(Fri)

 いよいよ明日から10連休が始まり、つまり今日の仕事も午前中で終わるから、今日の午後から10.5連休が始まったという気分。今日は仕事のあと、東京駅のそばの「三菱一号館美術館」(「三菱」は嫌いな企業なのだけれども)で開催されている『ラファエル前派の軌跡』展を観に行こうと思っていたが、行く前にケータイであれこれ見ていたら、この日から日比谷図書館で『アートになった猫たち』展というのが始まっている。東京駅からその日比谷図書館まではそんなに距離もなく歩いて行けるので、「ラファエル前派」を観たあとはそちらに移動してみようと計画を立てる。

 今日はときどき雨も降り、気温もあまり高くない。歩いていて汗ばんでしまうよりはいいのだけれども、もう少し暖かければいいのに、とは思う気候だ。
 仕事を終えて、今日は駅前のバーガーショップ(いつもBGMがビートルズだけの店)で昼食を取り、大手町まで出てそこから美術館まで歩く。大手町を出たところのお気に入りの書店に立ち寄り、ザッと店内を見て歩く。雑誌の「現代思想」の増刊号、「現代思想43のキーワード」というのが出ていて、「現代思想」はこうやってときどき、その時節のキーワード特集をやるのだけれども、目次を見ていたら「アナキズムと人類学」などというエッセイも載っていたので、ついつい買ってしまう。
 本を買って地上に出て、東京駅の前を通って美術館へ。チケット代がちと高い。感想は別に書くとして、どうもこの頃、美術展を観ると図録を買ってしまう習慣がついてしまっていて、ここでも図録を買ってしまう。チケットと合わせて4千円になる。美術展は観劇に比べて安いものだと思っているが、こうやって図録を買うとあまり差異もなくなってしまうのだが、こういう美術展の図録は、同じ内容のものが一般書籍として売られれば遥かに高額になってしまうだろう。そういう意味では「お買い得」とは思う。

 美術館を出て日比谷公園に沿って歩く。新緑の中を歩く感覚は爽快で、ここが東京のど真ん中とはちょっと思えない。

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 日比谷図書館に到着。今は正しくは「日比谷図書文化館」という名称になっているらしい。わたしはずいぶん長く東京周辺に住んでいるが、この施設に来るのは初めてになる。
 こちらの展示の入場料は300円で、先ほどの「ラファエル前派展」に比べてずっとずっとリーズナブル。もちろん展示スペースは広くはないが、浮世絵中心の展示で作品数も少なくはない。わたしもネコ好きだから楽しめたし、販売されていた図録もけっこうボリュームがあるし読みでがありそうで、またまた買ってしまった。今日はかなりの出費になってしまった。
 それで余計な出費は避けてさっさと家に帰り、ご飯を炊いてさば缶を開け、けっこう侘しい夕食をとった。明日は新橋に『ギュスターヴ・モロー』展を観に行くつもりでもあるし、普段の生活では倹約こそが大切である。