ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-03-08(Fri)

 今日はおだやかな過ごしやすい一日だった。仕事を終えたあとに池袋にまわり、東京芸術劇場で先日予約した5月のRosasの公演のチケットを引き取る。郵送してもらうことも出来たのだが、自分でちょくせつ受け取りに行った方が、ほんのちょっぴり安上がりだ。
 芸術劇場の受付けに行くと、わたしのようにダイレクトにチケットを取りに来た人もまだいなかったようで、受付けの人も処理がわからないところがあったみたい。
 とりあえずは用もすんだので帰ろうかと思ったら、劇場の地下で「東京空襲資料展」というのをやっていた。そう、明後日の3月10日は1945年に「東京大空襲」のあった日で、東東京の大半が焼失し、10万人に及ぶ死者が出たのだった。もちろん3月11日のことは忘れようにも忘れられないのだけれども、3月10日のことも、8月6日や8月9日のように、決して忘れてはならない。特に今の日本がどんどん右傾化し、自衛隊を軍隊にして軍備を増強しようとしているとき、74年前に何が起きたのかはしっかりと知らなければならない。

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 展示は、空襲の惨状だけでなく、当時の人々の生活、暮らしぶりをあらわす資料なども展示されていた。「大政翼賛会宣伝部」の制作した、子どもたちに戦争を肯定する理(ことわり)を伝える紙芝居なども見ることができた。米や衣類なども配給制の時代。その配給切符なども展示されていた。小さい。
 二度と、こんな世界を見たくない、体験してはいけない。そんな思いで展示を見、やはり今の日本の進路には危惧というか、あらためて<恐怖感>のようなものを憶えるのだった。